今考えるとちょっと不思議な気もするのですが子供の頃から生家の食卓にほたるいかが登場することはありませんでした。
反面、アブラメの南蛮漬けなんていう一般にはあまり知られていないお魚の料理がしばしば出されていました。
思うに昭和40年代のあのころは情報の流通が今ほど活発でなくてその地方地方独特の食材が他の地域では知られずにひっそりと楽しまれていたのかもしれません。
なので、僕がホタルイカを春の風物詩として認知したのはずっとあと。
社会人になってしばらく経ってからじゃないかな。
けど、認知してからはけっこう大好物になって季節を問わず魚屋で見かけるとちょくちょく買ってしまいます。
辛子酢味噌で食べることが圧倒的に多いのですが、たまには違う食べ方がしたくてこんな料理を作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- ボイルホタルイカ:1パック
- 人参:スライス3枚
- 玉ねぎ:1/8個
- サラダ油:少々
[タレパート]
- だし汁:50g(カップ1/4)
- 酢:30g(大匙2)
- 濃口醤油:24g(大匙1+小匙1)
- 味醂:24g(大匙1+小匙1)
- 砂糖:6g(小匙2)
- 鷹の爪:半本
- 水溶き片栗粉:6g(小匙2)
【作り方】
- 人参、玉ねぎは細切りにします。
- 小鍋にサラダ油と1.を入れて中火にかけしんなりするまで炒めます。
- 2.に[タレパート]の水溶き片栗粉以外を加えてひと煮立ちさせ水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。
- 器に盛ったホタルイカに3.を回しがければできあがり。
【一口メモ】
- 酸っぱくて辛い南蛮漬けの真骨頂が楽しめます。魚を使うイメージが強かったけどホタルイカも全然ありですね。
- これはお弁当用のおかずとして作ったので水溶き片栗粉でとろみを付けました。普通に夕飯に出すのならとろみなしでもOKですよ。
- 辛いのが苦手な方は鷹の爪を抜いてください。砂糖を多めにするとお好みに合うかもしれません。
- [タレパート]と同じ配合で魚の揚げ物ならなんでも南蛮漬けにすることができますので知っておくと便利なレシピですよ。