青柳は一名「馬鹿貝」と申します。
いっつも口を開けて斧足を出してる様子が馬鹿みたいだからとか、馬鹿にたくさん
獲れるからとか、馬鹿がハマグリと勘違いするからとか、殻が割れやすく破家貝と書かれたのが転じただとか、その名前の由来は諸説ありますが、アホウドリ同様あまり嬉しい名前ではないですね。
寿司ネタにもなるのですが、江戸職人たちは品書きに「馬鹿貝」と書くのを無粋と感じたようで、その集積地(今の千葉県青柳二丁目)の名を採って「青柳」と称したのがこの名の始まりです。確かにこっちの方が粋な呼び名に響きます。
ものは剥き身で売られていることが多く、殻を外す必要がないのでパパッと調理できて便利です。佃煮にして良し、汁物にして良し、こんな風に炒めてお弁当にしても美味しいです。
【材料】(4人分)
-調理時間:5分-
- 青柳:1パック
- きゅうり:半本
- サラダ油:少々
[調味料パート]
- 酢:30g(大匙2)
- 砂糖:20g(大匙2)
- 塩:ひとつまみ
- 醤油:少々
- 鷹の爪:1本
【作り方】
- キュウリは細切りにします。鷹の爪は小口切りにします。
- フライパンか中華鍋にサラダ油と青柳を入れて中火にかけ1分ほど炒めます。更にキュウリを入れて1分ほど炒めます。
- 2.に[調味料パート]を加えて汁気がなくなるまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- さっぱりして美味しいです。冷蔵庫で冷やして戴くのがお薦め。一晩おくと味が馴染んで更に美味しく戴けます。
- [調味料パート]は砂糖を溶かすのが面倒なので、それ以外と砂糖を別に計り取りそのままフライパンに入れて煮溶かすと楽ちんです。
- 具材はアサリの剥き身などでも美味しくできます。きゅうりを茄子に帰ればボリュームアップ。その場合はサラダ油の量を増やして茄子を先に炒めて下さい。