イカは漢字で書くと「烏賊」になります。よく見ると不思議な字のチョイスですよね。
なんでカラス? とか思いたくなります。
一説にはカラスが海に飛び込んでイカを食べようとしたら逆に足で巻き付かれて食べられてしまったという故事に由来するのだとか。
ミイラ取りがミイラ的な話かな。
けど、イカ欲しさに海にダイブする無謀なカラスというのはちょっと無理がある気がします。
別の説では吐く墨が黒いからその連想でカラス(烏)を当てたのだとか。
わりと身もふたもないけどまだこっちの方が説得力があるかな。
とまれ、海にぐるっと囲まれた我が国ではイカはわりと身近な海産物です。
里芋と煮合わせるこの料理も定番のお惣菜って感じですね。
【材料】(2人分)
-調理時間:30分-
- イカ:1ぱい
- 里芋:3~4個
[煮汁パート]
- だし汁:200g(1カップ)
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 酒:30g(大匙2)
- 味醂:18g(大匙1)
- 砂糖:6g(小匙2)
【作り方】
- [煮汁パート]を小鍋に合わせてひと煮立ちさせます。
- イカの胴を押さえながら足を握って引き抜きます。ワタも外して1cm幅の輪切りにします。これを1.に入れて再度煮立ったら火を止めてイカは取り出しておきます。
- 里芋は皮を剥いて大きいものは食べ易い大きさに切ります。これを2.の小鍋に入れて弱火で25分煮ます。
- 3.にイカを戻して中火にし、煮立ったらできあがり。
【一口メモ】
- どこか懐かしさを感じるお惣菜の味わいです。お肉料理に飽きたときなどに特にお薦めの一品。
- この料理の段取りポイントは先に[煮汁パート]を火にかけておいて煮立つまでの間にイカの下ごしらえを済ませること。できれば里芋の皮むきまで済ませられるとなおよし。
- 色目的にさやいんげんなど緑色のものを合わせると見た目も綺麗です。さやいんげんは軸を取っておいて工程4.で加えましょう。
- 残ったイカワタは耐熱皿に入れてオーブントースターで3分ほどチン、ポン酢をかけて戴きましょう。ほろりと苦い大人の味の肴になります。