料理にはその料理たるべき「構成要素」というものがあります。
例えばオムライスの構成要素は卵とご飯。
例えばオムライスのアレンジ料理を作ってもこのどちらかが欠けていれば、それはもはやオムライスと呼ぶのはおこがましい。
親子丼の場合でいうとご飯、鶏、卵という3つの構成要素に葱、割り下が加わる感じかな。
少なくとも前の3つの構成要素を外すと「親子」でも「丼」でもなくなっちゃいます。
けど、逆の見方をすればその構成要素さえ押さえていれば味付けを中華にしようが洋風にしようが親子丼と言えなくもない(見た目は全然違うけど^^;)。
なんてことを考えながらこんな料理をランチに作ってみました。
って、ランチに作るには手間がかかり過ぎな気もするなぁ^^;
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- ご飯:1膳分
- 鶏もも肉:100g
- 卵:1個
- 玉ねぎ:1/4個
- オリーブオイル:少々
[鶏の下味パート]
- 塩:1g
- ブラックペッパー:少々
- ローズマリー:数本
[スープパート]
- トマト缶:100g(1/4缶分)
- 水:250g(250ml)
- チキンコンソメの素(キューブ):1キューブ
[仕上げパート]
- パルメザンチーズ:適宜
- ドライバジル:適宜
【作り方】
- 鶏肉に[鶏の下味パート]をまぶして5分置きます。オーブンか魚焼きのグリルで15分かけて両面こんがりと焼きます。
- 1.をやっている間に玉ねぎは細切りにします。小鍋にオリーブオイルと玉ねぎを入れて中火にかけしんなりするまで炒めます。卵をよく溶いておきます。
- 1.の工程が完了する時間にこの工程が終わるように狙って2.に[スープパート]を加えてひと煮立ちさせご飯を加えて弱火で3分煮て柔らかくします。
- 鶏肉を一口大に切り3.に加えて中火で1分煮ます。卵を加えてざっとまぜ半熟にすればできあがり。[仕上げパート]を振っていただきます。
【一口メモ】
- 丼というよりおじやっぽいけどめっちゃ美味しいです。ひと手間かけて鶏肉をローストしているので具材としての鶏肉の味が立っているのが良い感じ。
- [仕上げパート]を工夫すると味変がいろいろ楽しめます。タバスコやスパイスを振ってピリ辛にするのも楽しいですよ。
- これは丼なのでご飯を使っていますがパスタで構成してトマトソースベース、ローストチキンに半熟のスクランブルエッグをトッピングなんてのもおいしそう。長崎名物の皿うどんでやっても楽しいかも。