大正時代。日本人のカルシウム不足を嘆いたひとりの薬剤師が手軽にカルシウムを摂取できる食べ物を考案します。
毎日食べるご飯にささっとふりかけるだけでカルシウムが摂れるその食品の名は──おわかりですよね。
ふりかけです。
けど、当初ふりかけは大人が食べるものというイメージがあったみたいです。
そのふりかけに甘みのある卵を加えて子供が喜ぶような味に変えたのが「のりたま」です。
誕生から約1世紀。
ふりかけは今でも根強い人気で廃れることなく多くの人に愛されています。
けど、ふりかけってご飯に食べる以外の食べ方はないのでしょうか?
ふりかけの新しい可能性を想いながら調味料として使ってみたらどうなるだろうと考えてこんな料理を試してみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ご飯:1膳分
- 生姜の甘酢漬けまたは紅生姜:数枚
- 鶏もも肉:100g
- 玉ねぎ:1/4個
- サラダ油:少々
- 酒:15g(大匙1)
- ふりかけ:大匙1
【作り方】
- 生姜の甘酢漬けまたは紅生姜をみじん切りにし丼に盛ったご飯に混ぜ込んでおきます。鶏肉は食べやすい大きさにきります。玉ねぎは細切りにします。
- フライパンにサラダ油、玉ねぎ、鶏肉を入れて中火にかけ鶏肉の表面の色が変わるまで炒めます。これに酒を加えて蓋をし、3分蒸し焼きにします。
- 2.の蓋を取ってふりかけを加え、さっと混ぜて火を止めます。これを1.の丼にトッピングすればできあがり。
【一口メモ】
- ふりかけには自家製のパセリのふりかけを使いました。香草の風味が楽しい1品になりましたよ。ご飯は白いご飯では味が負けるので生姜風味にしてあります。
- オススメのふりかけはゆかりかな。ちょっとたっぷりめに使うのがコツです。
- ご飯の味付けは生姜以外にねり梅(または叩き梅)なんかも楽しいですよ。