明太子の歴史は案外浅く、日露戦争語に韓国から入って来たたらこの唐辛子まぶしが原型のようです。今のように漬け汁に漬け込むタイプが考案されたのは第二次世界大戦後のこと「ふくや」さんが草分けみたいですね。その後、追随する同業者が増えていったそうです。明太子が全国的に普及した一因は山陽新幹線が博多まで延長されたことにあるらしい。車内販売などで知られるようになりお土産物として人気を博したとか。
21世紀の今日ではただそのまま食べるだけではなく、パスタに応用されたり洋食の世界にも取り入れられるアイテムになっています。今日のこの料理もバターを使うなどちょっと小洒落た作りになっていますね。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ご飯:1膳分
- だし汁:200g(1カップ)
- 明太子:半腹
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- バター:6g(大匙1/2)
- 刻みネギ:適宜
【作り方】
- 小鍋に1カップ分の湯を沸かし鰹節を入れて浅め(1分半~2分)に出汁を挽きます。これをやっている間に明太子はよくほぐしておきます。
- 1.にご飯、濃口醤油を加えて3分間弱めの中火で煮込みます。
- 2.を丼によそい明太子を加えてよく混ぜます。刻みネギを散らしてバターをトッピングすればできあがり。
【一口メモ】
- ほんのり辛くて意外に優しい味がします。何より明太子とバターやチーズのような乳製品って嘘みたいに相性が良いんですね。
- 明太子は半生くらいの方が美味しいと思いますので火を止めて器に盛ってから混ぜ込むスタイルにしてみました。
- 出汁はカツオなどの魚介系がお薦め。ただ、昆布出汁にすればよりはんなりした風味が楽しめるかも。変わったところで鶏ガラ出汁なんてのもありです。