根が貧乏性なのか使い切ってしまえば良い食材をほんのちょっと残すという変なクセが僕にはあります。
豚肉がスライス1枚だけ。
大根があと1cm。
紅生姜が漬け汁の海の中に数本(って、をい)などなど。
そんな残し方をしたら使いみちに困るでしょうがという食材が冷蔵庫のあちこちに転がっていたりして。
それでももったいないので使いますがさすがにおかずにするには量が少なすぎる。
かといって他の野菜でかさ増ししてもどれが主役かわからない料理ができてしまいます。
そんな時に便利なのが麺類や丼物のトッピング。
ただの袋入りのラーメンでもちょこっと炒めた肉や野菜が載っているだけで見栄えが全然違ってきますし、何より栄養価が上がる。
とあるお昼時。
冷蔵庫を覗くと先週買った鶏肉が例によってほんのちょっと残っている。
日持ちするものじゃなしそろそろ使い切るべと考えてこんな雑炊を作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:12分-
- ご飯:1膳分
- 鶏むね肉またはもも肉:30g
- 卵:1個
- 梅干し:1粒
- しめじまたはえのき茸:ひとつまみ
- 刻みネギ:少々
- サラダ油:少々
[照り焼きパート]
- 濃口醤油:4g(小匙2/3)
- 味醂:4g(小匙2/3)
- 酒:5g(小匙1)
- 砂糖:3g(小匙1)
[煮込みパート]
- 水:200g(カップ1)
- だしの素(鰹出汁):小匙1/2
- 濃口醤油:6g(小匙1)
【作り方】
- 鶏肉は小さめに切ります。火にかけていないフライパンに鶏肉とサラダ油を合わせてよくまぶします。ごく弱火にかけて時々肉を転がしながら10分かけて焼きます。これに[照り焼きパート]を加えて中火にし、絡めながら水気がなくなるまで炒めます。
- 1.と並行して小鍋に[煮込みパート]を入れてひと煮立ちさせます。待っている間に卵は丼に割り入れてよく溶いておきます。きのこは小房に分けておきます。梅干しから梅肉を削ぎ落として叩きます。
- [煮込みパート]が沸いたらご飯、梅肉、きのこを加えて弱火で5分煮込みます。これに卵を加えて半熟になるまで更に煮込みます。
- 3.を卵を割り入れていた丼によそい1.と刻みネギをトッピングすればできあがり。
【一口メモ】
- 梅風味のさっぱりした雑炊に仕上がりました。濃い照り焼き風味の鶏肉が良いアクセントになります。できれば雑炊と照り焼きを交互に食べてみて下さい。
- きのこを一緒に入れて煮込むことで良い出汁が挽けています。オススメはえのきだけかな。
- お好みでホワイトペッパーまたは粗挽きブラックペッパーをかけて下さい。粉チーズやタバスコをかけても美味しいですよ。