サラダは3Cが大事と言われます。
「Cold(冷たい)」、「Clear(新鮮)」、「Crisp(シャキシャキしている)」の頭文字を取った言葉ですが、このうちClearは食材選びの段階でほぼ確定する要素です。
但し、海水程度の塩水で洗うことで鮮度を復活させる塩立てなんて手法もありますから多少鮮度が落ちた食材でもがっかりする必要はないかも。
これに対してColdとCrispは調理法の問題ですね。
この2つのCをキープするためにサラダでは生食できる野菜が好まれます。
まんま、切って、冷やしてドレッシングで和えれば冷たくてシャキッとしてますから。
それでもブロッコリーなどの野菜を使う場合、生食は厳しいので火を通すわけですが、そうするとCrispをキープするのは難しくなります。
ブロッコリーに火を通すのは熱湯で2分以内。
歯ごたえが残るように火を通すにはそれなりの熟練が要ります。
なら火を通さずに硬い野菜を適度に柔らかくする技法はないのでしょうか?
結論から言うとあります。
その1つが和食で言う浅漬けに当たる方法。つまり塩をしてしんなりさせるわけですね。
ちょっと時間はかかるけど、そもそも熱を加えていないので、予熱でうっかり柔らかくなり過ぎたりはしないすぐれもの。
この料理のように白菜などのサラダにはオススメの技法なのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:20分-
- 白菜:200g(1/8玉くらい)
- カニカマ:4本
[浅漬パート]
- 塩:2g(小匙1/3)
[ドレッシングパート]
- マヨネーズ:18g(大匙1.5)
- 酢:10g(小匙2)
- 砂糖:3g(小匙1)
【作り方】
- 白菜は食べやすい大きさにざく切りにし[浅漬パート]を振って冷蔵庫で15分休ませます。
- 1.をやっている間にカニカマはほぐします。ボウルに[ドレッシングパート]を合わせてよく混ぜます。
- 1.の白菜の水気をしぼり、カニカマととともに2.のボウルに加えてよく和えればできあがり。
【一口メモ】
- なにげにクセになる味。無限に食べられそうな気がします。
- 大根、株や小松菜など浅漬けにできる野菜、根菜であればこの手法で火を通さずにサラダにすることができます。
- ドレッシングパートにすりごまや海苔を加えると風味が立って楽しいですよ。ピリ辛がお好きな方は豆板醤を耳かきほど加えてみましょう。