トマトに塩をかければサラダになる。
三谷幸喜脚本の「王様のレストラン」で語られる名言です。
トマトにかぶりついただけでは料理とは呼べないけど、カットして調味料である塩を振ればそれはもう立派な料理だといったほどの意味でしょうか。
料理の生い立ち、最初の一歩なんてそんなものかもしれません。
ところが人間はとても貪欲な生き物なので「これはもっと美味しくできるんじゃないか」と考えてしまうのです。
そこで調味料を変えてみたりスパイスを加えてみたり火を使ったり想像力の限りを尽くして新しい料理が考案されてきたのだと思います。
反面、美味しい料理に満ち溢れた21世紀の僕たちは無意識のうちに料理を作ることもあります。
冷蔵庫を開けると缶詰のトマトの残りが中途半端にあった。
明太子をそろそろ食べなきゃいけない。
あ、生ハムがちょっと残っている……
その帰結として気が付くとテーブルの上にこんな料理が載っていました^^;
【材料】(2人分)
-調理時間:3分-
- トマト缶(ダイスカット):1/2個
- 明太子:1腹
- 生ハム:2枚
- オリーブオイル:12g(大匙1)
- ワインビネガーまたはレモン果汁:7g(大匙1/2)
- 塩:ひとつまみ
【作り方】
- 明太子は細かく叩きます。生ハムは1cm幅の小口切りにします。
- 全部の材料を器に入れてよく混ぜればできあがり。
【一口メモ】
- 料理とも言えないような簡単料理ですが見栄えも味もなかなかのもの。きょうはちょっと気だるくて何もしたくないなんて日の夕飯におすすめです。
- 塩気は生ハムと明太子からもらいますので加える塩は控えめに味見をしながら調整してください。
- お好みでパルメザンチーズを振ったりタバスコをかけるのもありですよ。
- 手持ちがあればサラダにできる葉野菜を使うと彩りが華やかになります。