生姜、にんにく、ネギのみじん切り。
炒め物をする時にこれらを加えるのと加えないのでぐんと差が出ます。
僕も料理初心者の頃は炒めものは具材を炒めて調味料を足せばそれでOKと考えていた頃がありました。
けれど、いろんな人の考案したレシピに触れるうち香味野菜の重要性を知るようになりました。
具材を調味料で炒めただけの炒め物は香味野菜を加えたものに対して非常に間抜けな風味になるのです。
その言葉が表す通り料理は「風=香り」と「味」が一体となって楽しめるものなのでしょうね。
で、香りを演出してくれるのが香味野菜の主なお仕事なのです。
更に中華の場合はセロリのみじん切りをよく使います。
胡麻をひと振りするだけで料理の顔つきががらりと変わります。
青のりを振るだけで食欲がぐんと起き上がってきます。
香味野菜に限らず香りのアイテムはまだまだあって、ほんの少し加えるだけで料理を多彩で華やかにしてくれます。
ししとうとベーコンを炒めてカレーの風味を付けただけの一皿。
それだけにこの料理は香りの演出が重要になります。
カレー粉だけでは単調でつまらない。
カレーとは明らかに異なる香りを何層にも加えることで、アカペラのソロ演奏から重厚なコーラスへと変貌を遂げることができるのです。
って、なんか朝から美味しんぼしてるな^^;
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ししとう:10本くらい
- ベーコン:30~50g
- 生姜:ひとかけ
- にんにく:ひとかけ
- すり胡麻:適宜
- オリーブオイル:ひとかけ
- カレー粉:小匙1/2
【作り方】
- ししとうはヘタを切り落とします。ベーコンは小口切りにします。生姜とにんにくはみじん切りにします。
- フライパンにオリーブオイルと生姜、にんにくを入れて弱火にかけます。香りが立ってきたらししとうを加えて中火にし1分ほど炒めます。更にベーコンを加えて2分炒めます。
- 2.にカレー粉とすり胡麻を加えてさっと炒めればできあがり。小鉢に盛り付けて更にすり胡麻を振りかけます。
【一口メモ】
- カレー粉だけだと単調な味付けになるのですが、生姜、にんにく、胡麻などの風味が合わさってなかなか賑やかな一品になりました。
- あれば、刻み葱やセロリの茎のみじん切りなどを加えても楽しいと思います。
- 仕上げにヨーグルトを加えて和えると味がマイルドになってまとまりが良くなるかもしれません。
- ししとうを使ったレシピなら「鶏皮ししとう」などもオススメです。