冷奴(ひややっこ)……
皿に盛る。醤油をかける。おわり。
だとすると、レシピを残すほどのものではないのですが、意外に冷奴は自由度が高くて奥が深い料理です。
その歴史は古く、江戸時代に書かれた豆腐のレシピ集「豆腐百珍」では、「一般的によく知られているので今更、調理法を書くほどのものでもないよね」と記されており、かなり以前から食べられていたことが伺えます。
「使う薬味、調味料に縛りはない」と考えればこの料理のように中華の調味料を使うのもありですし、洋風にドレッシングやトマトソースなどを使うのもありでしょう。
ただ一つ「冷たい」ことだけが必須条件ではないでしょうか? 熱いと湯豆腐になっちゃいますので
【材料】(1人分)
-調理時間:3分-
- 絹ごし豆腐:半丁
- 胡瓜:1/3本
- 茗荷:半本
- 刻みネギ:適宜
- 生姜:ひとかけ
[調味料パート]
- ごま油:4g(小匙1)
- オイスターソース:6g(小匙1)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 黒酢:5g(小匙1)
【作り方】
- 胡瓜、生姜、茗荷は微塵切りにします。刻みネギ、[調味料パート]と合わせてよく混ぜます。
- 見た目涼しそうな器に豆腐を盛り、1.をたっぷりかければできあがり。
【一口メモ】
- なんだか料理と呼べるか微妙な感じのする手軽さですが、美味しいです。ポイントはちょっと濃いめの味付け。豆腐はどうしても多くの水分を含みますので希釈されて丁度良い加減を狙って下さい。
- スーパーなどで「豆腐にかけるだけ」というようなパッケージが売られていますが中身の実態はこれと大差ないです。加えて化学調味料等使っていないのでなおのこと自作することをお薦めします。
- 発展形として、生野菜にドレッシングを使えば豆腐サラダになります。