僕の居酒屋デビューは大学1年生の時、サークルのたまり場のようなお店に先輩に連れて行ってもらったのが初体験でした。
って、当時はまだ19歳だったのですが、もう時効ですよね?
今更、五十過ぎのおっさんを未成年の飲酒で逮捕しに来る警察なんていませんよね?^^;
その店のおばあちゃんが作るニラ玉が絶品で行く度に頼んでいたので今でも僕にとって居酒屋ソウルフードといえばニラ玉なのです
。
あれから三十数年。試行錯誤を繰り返し今ではなんとかあのニラ玉を再現することができるようになっています。
根が欲張りなので、作れるようになったらなったで、「この料理を起点に発展系の料理は作れないかしらん」と考えてしまうのが僕の性。
試作品の一つとして中華風のお惣菜にアレンジしてみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- ニラ:半束
- 卵:1個
- 豚もも肉(スライス):100g
- ありあわせの野菜:玉ねぎ、人参、椎茸、ピーマン、きくらげなど
- サラダ油:適宜
- 濃口醤油(A):3g(小匙1/2)
- 味の素:少々
[調味料パート]
- 濃口醤油(B):6g(小匙1)
- オイスターソース:6g(小匙1)
- 豆板醤:3g(小匙1/2)
- ホワイトペッパー:少々
【作り方】
- ニラは幅1cmくらいのざく切りにします。お肉と野菜は食べやすい大きさに切ります。人参は軽くレンチンして火を通しておきます。
- 卵は卵黄と卵白に分けて卵白は30秒ほど泡立てて軽いメレンゲ状にします。これに卵黄と濃口醤油(A)を加えてざっくり混ぜます。
- フライパンにサラダ油を入れて強火にかけ2.を流し入れて円盤状に伸ばします。これに蓋をして1分ほど中火で蒸し焼きにします(天津飯の上に載っている卵をイメージして下さい)。これを一旦お皿に取ります。
- 3.のフライパンにサラダ油を追い足してニラを加えて味の素を振り、中火でしんなりするまで炒めます。肉と野菜を加えて肉の色が変わるまで更に炒めます。
- 4.に[調味料パート]を加えて絡めるように炒めます。
- 5.に3.の卵を投入しフライ返しで細かく切りながら混ぜ込むように炒めればできあがり。
【一口メモ】
- 味付けはしっかり中華風、ぴりりと辛い豆板醤が味を引き締めてくれてます。食感は肉や野菜の炒め物にふわっふわの卵が混ざって不思議な感じ。ちょっとクセになりそう。
- この料理のベースはとある居酒屋の人気メニューで「ニラ玉」というもの。本家はニラと卵だけのシンプルなものなのですが、こちらはお惣菜なので肉や野菜をプラスしました。
- この料理のポイントは手順にあります。先に卵を焼いてあとから焼き卵を食材の一つとして加えることでまとまりのある惣菜になります。逆に最後に溶き卵を加えて卵とじにしようとすると食材が多すぎて巧く火が通らないのでご注意を。
- 味の素は抵抗のある方もいらっしゃると思いますが、特に中華風の料理では一振りでぐんと旨味が増すのも本当なのですよ。