耳慣れない名前かもしれませんが海辺に生える一年生の植物です。
元々、日本中どこででも生えていたものらしいのですが、環境の悪化が原因なのか今ではあちこちの県で絶滅が危惧されてレッドデータブックに記載されているようです。
そんな希少な植物を食べて良いのか?
という気がしないでもないのですが、反面、栽培もされていて八百屋に並んでたりもするのです。
見た目は緑色をした松葉のような細い茎が群生しているような形態で、なるほど色は違いますがひじきに似ています。
ちなみに漢字で書くと「岡鹿尾菜」。
これまた見慣れない漢字かもしれませんがひじきを漢字で書くと「鹿尾菜」なのだそうです。
鹿の尻尾に似てるのかな?
塩分の多い海岸に生えているので野生の岡ひじきを生で齧るとキャベツの浅漬けのような味がするそうです。
ちょっと食べてみたいかも。
今回は山形の郷土料理風に辛子和えにしてみました。
【材料】(1~2人分)
-調理時間:5分-
- 岡ひじき:1パック
- 粗びきすりごま:少々
[調味料パート]
- 粉辛子+水:3g+5g(小匙1)
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 味醂:6g(小さじ1)
【作り方】
- 岡ひじきは根元から1cmくらいを切り取りざるに揚げて水洗いします。これを沸騰した湯で2分茹で氷水で急冷します。
- 1.をやっている間に[調味料パート]の粉辛子を水と合わせてよく練り、残りの調味料と合わせてよく混ぜておきます。
- 1.をざるに揚げて水気をよく切り、器に盛り付けます。2.を回しがけよく和えればできあがり。粗びきのすりごまを振って戴きます。
【一口メモ】
- しゃきしゃきした食感はひじきによく似ています。そして……鼻を突きぬけるような辛さあせあせ辛い物が平気な方はぜひ粉辛子を使って下さい。チューブのものとは辛さが段違いです。
- 岡ひじき自体にはほとんど味がないのでどんな味付けにも合います。茹でておいてサラダ風にマヨネーズやドレッシングで和えるのも美味しそうです。
- お肉やツナ缶と炒め合わせたり、みそ汁の実にするのも良さそうですね。