飲茶は中華の中でも種類が多くて奥が深い印象があります。
けど、元々はお茶受けに点心を食べる習慣を指すもので、あくまでメインはお茶なんですよね。
それが日本のお店では料理がメインになっちゃっていて、「本格飲茶」の看板を上げながら、麻婆豆腐なんかも出す店があったりします。
いや、お茶受けに麻婆豆腐ってどうよ(^^;
その点、この料理は定番の点心ではないけれど、ふうわりと軽い食感で、でしゃばらない味付けはお茶をより楽しませてくれます。
さしずめ創作飲茶と呼んで良い料理じゃないかな。
【材料】(2人分)
-調理時間:20分-
- むきえび:100g
- 厚揚げ:50g
- 白ネギ:10cm
- ニラ:半束
- 片栗粉:9g(大匙1)
- ブラックペッパー:少々
[調味料パート]
- 酒:5g(小匙1)
- 鶏ガラスープの素:小匙1/2
【作り方】
- 蒸し器に水を入れ火にかけて蒸気が上がる状態にしておきます。
- 1.をやっている間にむき海老はあらみじん切りにします。厚揚げは1cm角に切ります。白ネギはみじん切りにします。ニラは1cm幅の小口切りにします。[調味料パート]は合わせてよく混ぜておきます。
- 2.と片栗粉、ブラックペッパーをボウルに合わせてよく和えます。粘りが出てきたら6等分して耐熱皿に並べます。
- 3.に[調味料パート]を振りかけて蒸し器に入れます。15分かけて蒸し上げればできあがり。
【一口メモ】
- 柔らかくて軽い口溶けが身上の料理です。口にすると海老の甘やかな風味が口いっぱいに広がってはんなりとした気分が味わえます。
- このレシピの段取りポイントは工程1.が完了して蒸気が上がり始めるまでに2.、3.を済ませること。こうすると作業の流れが途切れず20分くらいで仕上げることができます。手早く作業をこなしましょう。
- 仕上げに糸唐辛子をふりかけると風味が変わって楽しいですよ。
- この料理の本質は飲茶ですので、ぜひ中国茶と一緒に楽しんでください。烏龍茶も悪くないですが、ジャスミン茶やルイボスティーなど軽やかな風味のお茶がおススメです。