モダン焼きとはお好み焼きのアレンジ料理の一種でお好み焼きの上または中に焼きそばを混ぜ込んだものです。
発祥は諸説ありますが神戸の志ば多というお店で考案されたという説が有力みたい。
ちなみにこのお店は2023年現在、健在です(って、ダジャレかい)。
名前の由来はこれまた諸説あるみたいですが、面白いのは「盛りだくさん焼き」が訛ったという説。
取ってつけた感は否めませんが関西人ならこれくらいの力技はやってしまいそうな気がします。
で、志ば多のメニューに登場した当初は焼きそばではなく焼うどんを載せていたらしい。
ちょうどうどんがあったので、由緒正しい元祖モダン焼きを作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:15分-
- [具材パート]
- うどん(生):1玉
- 豚バラスライス(他の部位でも可):50g
- キャベツ:1/16玉
- お好みの具材:シーフードミックス、チーズ、切り餅、天かすなど
[生地パート]
- 卵:1個
- 水:70g(70cc)
- 鶏がらスープの素(顆粒):2g
- 薄力粉:80~90g(結構硬めになるくらいに調節します)
[ソースパート]
- お好み焼きソース:適宜
- マヨネーズ:適宜
- 削り節、青のり:適宜
【作り方】
- [具材パート]は、キャベツはみじん切りに、豚バラ以外は小さめに切ります。豚バラは4~5cm程度の長さに切ります。うどんはレンジの500ワットで1分チンしておきます。
- [生地パート]の薄力粉以外を合わせて泡立て器でよく混ぜ、これに薄力粉を加えて粉っぽさがなくなるまで泡立て器で混ぜます(泡立て器を使うとダマができず綺麗に混ざります)。これに[具材パート]の豚バラ、うどん以外を加えて均等に混ぜます。
- 大き目のフライパンに油を敷いて中火にかけ、2.の生地をお玉で掬って丸く流し込みます(この段階では薄く広げなくてもOK)。その上に、豚バラとうどんを生地の上に並べていきます。並べ終わったらひっくり返し、ヘラでぎゅっと押しつけて生地を薄く広げます。
- 3.をヘラで半分に切って蓋をし、弱めの中火で5分焼きます。
- 再度、お好み焼きをひっくり返して、豚肉がカリカリに焼けていればOK。上からからしとソースをかけて混ぜながら伸ばし、マヨネーズで格子模様を描いて、削り節、青のりの順に振りかければできあがり。
【一口メモ】
- 焼きそばバージョンより腹持ちが良くてガッツリ食べたい時はこっちがオススメ。
- うどんにソースは違和感があるのではと危惧していたのですが全然OK。これはアリだと思います。
- ちなみに神戸は長田の志ば多が元祖という説が有力みたいですが、大阪の有名店ぼてぢゅうも公式サイトでうちが元祖と名乗りを挙げています。ま、わりとお好み焼き屋さんなら手近な具材で思い付けるアレンジってことかな。