宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」を観てきました。
月並みな言い方で恐縮ですが凄い映画でした。
そっか、宮崎監督の脳内はこんな取っ散らかった(誉め言葉)アニメーションがひしめいているのかと見せつけられるような映像のオンパレード──
ま、これ以上はネタバレになるので書きますまい。
で、ネットのレビューを観ていると賛否両論真っ二つという感じで星の数はちょうど真ん中の星3つくらいで拮抗しているようですね。
そのひとつひとつをあげつらうつもりはありませんがいつも不思議に思うことがひとつ。
この映画に限らず否定コメントをされる方ってなんであんなに勝ち誇ったような書き方になるのでしょうw
いや、2000円も出して楽しめなかったのでしょう? いわゆる負け組じゃん。
どう考えても不幸じゃん。
なんで勝ち誇っているの?……以下、略。
こういうのは食事についても同じようなことが言える気がします。
食事をしていて一番不幸なのは海原雄山タイプじゃないでしょうか。
ご飯を食べる度に「ここがまずい」、「あそこが不出来だ」と不満を言い、ちょっとでも味が気に喰わないとすぐ「女将を呼べ」と怒鳴り散らす──
楽しく食事をするということに一番不向きな性格ですよね。
逆に何を食べても「美味しい美味しい」と言える人はそれだけで人生をとっても得している気がします。
それは料理を作る側にも言えることで工夫を凝らして手間暇かけた料理はそれはそれで素晴らしいと思いますが手順がシンプルでパパっと作れる料理を否定する材料にはなり得ません。
むしろ手早くできて美味しいならその料理は称賛されるべきだと思うのです。
たとえばこの料理、数分でできちゃいますが、一度箸を付けたらなくなるまで箸が止まらない美味しさなのです。
だったら否定される要素はどこにもないじゃないですか。
海原雄山なら怒って席を立ってしまうかもですが、僕なんかは素直に星5つ付けちゃえと思ってしまいます。
【材料】(1人分)
-調理時間:4分-
- きゅうり:1本
- にんにく:ひとかけ
- 鷹の爪:半本
- ごま油:4g(小匙1)
- 酒:5g(小匙1)
- 塩:ひとつまみ
【作り方】
- きゅうりは両端を切り落としてすりこ木で叩いてから乱切りにします。にんにくはみじん切りにします。鷹の爪は小口切りにします。
- フライパンにごま油、にんにく、鷹の爪を入れて弱火にかけます。香りが立ってきたらきゅうりを加えて中火にし、1分炒めます。
- 2.に塩、酒を振って水気がなくなるまでさっと炒めます(15秒くらい)。器に盛ってできあがり。
【一口メモ】
- いわゆる「無限〇〇」系と呼ばれる料理。食べ始めたら箸を伸ばすのをやめられない止まらない状態になってしまう小鉢料理です。きゅうり1本くらいなら瞬きする間もなくなくなっちゃいますよ。
- きゅうりの代わりに茄子を使っても美味しくできます。その場合はごま油の量を12g(大匙1)に増やしてたっぷり油を茄子に吸わせてください。
- 邪道と言われそうですが味の素をひと振りするとグンと味が良くなります。お試しあれ。