僕が結婚したのは1996年。
阪神淡路大震災の年に嫁と知り合って付き合い出し、約1年後に式を挙げました。
それまでもそれなりに料理はしたことはあったのですが主に製菓。
母を筆頭に妹たちなど実家の女手は十分足りていたので夕飯を作ることは皆無でした。
食材の買い出しをしたこともなく当時は食材の相場勘に疎かったのだと思います。
なので、新居の近くのコープで牛ももブロックが100g百円台で売られているのを見かけた時は度肝を抜かれました。
もちろん国産ではなくオーストラリア産だったのですがそれにしたって安すぎる。
僕の中では牛肉は100g300円~500円という勝手な固定観念が植え付けられていたのです。
で、おそるおそる(笑)買って帰って生まれて初めてのローストビーフに挑戦しましたっけ。
その後、料理にハマってあちこちの市場に買い出しに出かけるようになり僕の相場勘は鍛えられました。
牛肉もピンきりで100g100円台はさほど珍しい価格帯ではないことを知りました。
そんな強い援軍と出会うことで僕の牛肉料理に対するレパートリーは一気に増えました。
試作用にするにはもってこいのアイテムだったのです。
8年ぶりに関西に戻ってきて尼崎商店街を覗くと100g100円台の牛肉は健在。
それをいそいそと買ってきては例えばこんな料理を作っております。
【材料】(2人分)
-調理時間:18分-
- 牛こま:200g
- 茄子:大1本または小2本
- 玉ねぎ:1/4個
- ピーマン:1個
- トマト缶(ダイスカット):1/2缶(200g)
- にんにく:ひとかけ
- 粉チーズ:適宜
- ドライパセリ:少々
- オリーブオイル:26g(大匙2)
[牛肉の下味パート]
- 塩:2g(小匙1/3)
- ブラックペッパー:少々
[調味料パート]
- 塩:3g(小匙1/2)
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 牛肉は食べ易い大きさに切って[牛肉の下味パート]をまぶしておきます。玉ねぎ、ピーマンは1cm各に切ります。茄子は縦に4つ割りにし、5mm厚にスライスします。にんにくはみじん切りにします。
- 茄子とオリーブオイルをフライパンに合わせてオリーブオイルをまんべんなくまぶします。これを弱火にかけて5分ほど茄子の両面に焼き色が付くまで焼きます。
- 2.を中火にしてにんにく、玉ねぎ、ピーマン、トマトの順に加えて炒め皿に盛り付けます。
- 3.のフライパンに牛肉を入れて焼き色が付くまで中火で炒め[調味料パート]を加えて調味します。これを3.の皿に盛り付け粉チーズ、ドライパセリを振ればできあがり。
【一口メモ】
- 見た目華やかでゴージャスなごちそう感が楽しめる1皿です。しかも実際、牛肉といろいろ野菜も摂れて栄養満点なんですよ。
- 塩の代わりに顆粒のコンソメの素を使っても良いのですが質の良い塩が手持ちであればぜひそちらで試してみてください。食材の旨味がストレートに楽しめます。
- わざわざ買ってくるほどのものでもないのですがパプリカ(赤)の手持ちがあればピーマンの代わりに使ってみてください。赤い色目は料理を華やかにしてくれます。