これは2021年の春。横浜での単身赴任暮らしにピリオードを打つ直前に書いたものです。
「熱いストーブの上に手を置くと、1分が1時間に感じられる。でも、きれいな女の子と座っていると、1時間が1分に感じられる。それが、相対性です!」
相対性理論って何? と訊かれてアインシュタインはこう答えたそうです。
彼なりのユーモアですが、真理でもありますよね。
1日が24時間であることに変わりはなくても日によって長く感じられる日もあれば短く感じられる日もあります。
2013年に横浜で暮らし始めて気が付けばいつのまにやら8年が経っていました。
あっという間に過ぎたように感じられるのですが振り返るとそれはそれはいろんなことがあって、いろんな人と出会って、いろんな料理や酒を食べたり飲んだりしたもんだとその思い出の量にくらりとした目眩すら感じます。
たとえばこのブログの元になるものは2013年4月から横浜で書いているのですが一体何皿の料理のレシピが書かれたのでしょう。
ざっと1000レシピはあるのじゃないかな。
その間にどれだけの時間厨房に立ち、食材を調理し、皿に載せてきたのでしょう。
なんて、急にしみじみこんなことを書いているのはそろそろおしまいの時が近づいてきているからなのです。
どうやら4月で関西に戻る可能性が高くなってきました。
横浜暮らしもあと少し。
寂しい限りではありますが、いつか関西に戻るのは初めから決まっていたことなので致し方なし。
あと2ヶ月と少しの時間をどうやって楽しもうかと考えながらこんな料理を作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 鶏むね肉:1枚
- 片栗粉:適宜
- 大根:3cm分
- 刻みネギ:少々
- オリーブオイル:12g(大匙1)
[調味料パート]
- 粒マスタード:大匙1
- コンソメの素(顆粒):3g
[仕上げパート]
- 塩、ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 鶏むね肉は皮付きのままそぎ切りにして片栗粉を薄くまぶします。大根は3mm厚のいちょう切りにして電子レンジの600ワットで2分チンします。
- 冷たいフライパンに鶏肉、大根を並べてオリーブオイルを回しがけ蓋をします。これを弱火にかけて5分焼きます。
- 蓋を取って中火にし[調味料パート]を加えて軽く焼き色が付くまで炒めます。味を見ながら[仕上げパート]で味を整えればできあがり。
【一口メモ】
- 野菜室に大根しかないんだけどなんかちょっと洋食っぽいものが食べたいなという時にオススメの1品。シンプルだけど飽きのこない味ですよ。
- ネットで見かけたレシピは鶏むね肉と蕪を使ったものでしたが大根の手持ちがあったので置き換えてみました。違和感なし。
- レンチンでカリカリにしたベーコンなど加えると燻製香が食欲を刺激してくれる1皿にパワーアップされます。
- ブラックペッパーはできれば粗挽きのほうが香りが立つのでオススメですよ。