日本人はどうも「高額なもの=高級」、「安価なもの=低級」という意識が強いようで値段の安い物を見下す傾向があるようです。
この伝で高度成長期からバブルに突入していった時代、牛肉はご馳走、鶏肉は普段のお惣菜と見られていたように思います。
実際には鶏肉の方が魚同様にバリエーションが利いて多彩な料理が楽しめる気がするんですけどね。
バブル崩壊後、あれだけ安かった鶏肉が高騰して今では安い肉の代表選手とは言い難くなりました。
その結果高級地鶏や鶏料理専門店がもてはやされるようになったのはなんとも皮肉な話です。
安かった時代にやっておけよと言いたくなりますけど、安いと喜ばないんだろうなぁ日本人は^^;
2015年11月3日。
単身赴任先で『一人結婚記念日ディナー』を楽しみました(寂しすぎるだろをい)。
その中の一品がこれ。
ちょっとアレンジすると鶏肉だって立派なご馳走になるのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:20分-
- 鶏もも肉:1枚
- 塩、ブラックペッパー:少々
- ドライバジル:少々
[ソースパート]
- 粒マスタード:大匙1/2
- レモン汁:10g(小匙2)
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 蜂蜜:3g(小匙1/2)
【作り方】
- 鶏肉は二等分し、フォークで皮目に穴を開けて塩、ブラックペッパーをまぶします。
- 天板に焼き網を置いて鶏肉を載せ、200度のオーブンで15分焼きます。途中10分経過したところで一度ひっくり返します。
- 2.をやっている間に[ソースパート]を合わせてよく混ぜておきます。
- 2.をフライパンに入れて中火にかけます。[ソースパート]を回しがけ絡めながら水気がなくなるまで焼けばできあがり。お皿に盛ってドライバジルを振って戴きます。
【一口メモ】
- 鶏もも肉は脂っこくてちょっと苦手なのですが、このソースは酸味が利いているので相性抜群です。蜂蜜のコクのある甘みもGOOD。
- オーブンがなければ魚焼グリルを使ってもできます。ポイントは表面をパリッと焼いてからソースに絡めつつ芯まで火を通すことです。
- 付け合わせに人参のグラッセや炒めた玉ねぎ、さやいんげんなどを加えると見た目も華やかで栄養的にもバランスが取れて良いと思います。
- ワインを合わせるとしたらちょっと甘みの強い白ワインがお薦めです。