日曜夜のあの番組に登場する『磯野家』は季節の風物詩を大切にする方々だなぁと思います。
春夏秋冬の季節ネタのみならず、お正月にはお正月のひな祭りにはひな祭りのネタが必ず取り上げられるのはお約束を通り越して、もはや水戸黄門の印籠のようなものかもしれません。
近頃はあまりない気がするのですが、僕が子供の頃のサザエさんでは秋が深まり木枯らしが吹く季節になると必ず一度は『焼きいもネタ』があったような気がします。焼きいも屋さんを追いかけて裸足で駆けて行ったり、ようやく追いついて買おうとしたら財布を忘れていたり……いや、流石にそんなネタはオープニングの歌詞でしかないか。でも、子供心に「サザエさんはなんで焼きいもごときにこんなに熱くなってるんだ?」とちょっと不思議に思ったものです。
石焼きいも、スイートポテト、大学芋……クラシカルなおやつなんだけど今でも女性の心を掴んで離さないお芋さんのスイーツはもはや古典と言って良いのかもしれません。そんな古典的スイーツに新風を吹き込みたくて本来はおかずのジャンルに分類される芋料理をアレンジしてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- ジャガイモ:1個
- バター:12g(大匙1)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- はちみつ:7g(小匙1)
【作り方】
- ジャガイモは皮を剥いてくし形に切ります。
- 耐熱皿にジャガイモを並べてバターを小さく切って散らし濃口醤油、蜂蜜をかけます。
- 2.をラップして金串で数か所穴を開け、電子レンジの強で2分ほどチンすればできあがり。
【一口メモ】
- 甘さ控えめ、おかずにもスイーツにも分類できそうな不思議な味です。でも意外にクセになってあっという間になくなっちゃいました。
- お弁当の箸休めとしても重宝すると思いますよ。
- 人参でやるとちょっと大人のグラッセ風になると思います。香りづけにブランデーを小匙1/2ほど振りかけてみて下さい。