ジャガイモを焼いた料理はヨーロッパの広い地域で食べられているようですが、イギリスでは皮のままオーブンで焼いた料理を『ジャケットポテト』と呼びます。ジャガイモの皮をジャケット(上着)に見立てているんですね。
「ヨーロッパの中でもイギリスは美味しい料理がない。有名なのはローストビーフとフィッシュアンドチップスくらい」なんてことをよく耳にしたりしますが、本当にそうなのでしょうか? 僕はイギリスに行ったことがないのでよくは知らないのですが、もしかしたら一顧だにされていないだけでそれなりの腕を持つ料理人が作れば美味しく食べられる伝統料理がたくさんあるのでは? と、疑ってしまいます。
ジャケットポテトもその一つ。イギリス料理と言ってこれを思い出す人は案外いません。そして、ネットでレシピを調べても電子レンジでチンする手順のものが氾濫しています。そんなものを食べて「なんだ、大したことないじゃん」と言うのはあまりにもジャケットポテトに対して失礼です。
ちゃんとオーブンで時間をかけて焼けば素晴らしくホクホクの焼きじゃがを味わうことができるんですよ^^。
【材料】(2人分)
-調理時間:30分-
- ジャガイモ:2個
- ドライパセリ:適宜
[トッピングパート]
- ツナ缶:1個
- マヨネーズ又はタルタルソース:適宜
- コーン:適宜
【作り方】
- ジャガイモはよく洗っておきます。250度に予熱したオーブンに皮付きのまま入れて焼きます。
- 1.をやっている間にツナ、コーン、マヨネーズ又はタルタルソースを和えます(自分はタルタルソースが好きかな)。
- 1.の皮を剥いて(手で簡単に剥けます。熱いので注意)、くし形に切ります。2.とよく和えてドライパセリを振ればできあがり。
【一口メモ】
- 表面の方はカリッとしていて中はほくほく。電子レンジでチンするのとは一味も二味も違います。ちょっと手間に感じるかもしれませんがそれだけの値打ちはありますよ。
- このレシピではトッピングにスタンダートなツナマヨを採用しましたが、お好みでいろいろアレンジできます。シンプルにクレイジーソルトを振るだけでも良し、鮭のあらほぐしやイカの塩辛と和えて和風にするのも良し。いろいろ試して下さい。
- 単品だけでなく肉料理の付け合わせとしても重宝します。例えばローストビーフを作るのならその脇にジャガイモを置いておくだけでできちゃいますのでまさに一石二鳥。
- 母が作るローストチキンには必ずこれが付いていましたっけ。鶏肉も素晴らしく美味しいのですが、このジャガイモを食べるのが子供の頃はクリスマスの楽しみでした。