近頃はスペイン・バルも街のあちこちで見かけるようになって認知度もずいぶん上がった気がします。
けど、本場のバルと日本のバルの営業形態には大きな違いがあるということは案外まだまだ知られていないかも。
本場のバルは朝から営業しているそうなのです。
って、スペイン人は朝から酒を呑んでいるのか?
なんて思っちゃいますよね。
でも、そういうわけではなくて……
本場のバルは朝はカフェのような朝食を出すお店になるのです。
で、お昼はランチを提供する日本の定食屋のようなお店。
日が暮れるとお酒とタパス(スペインの小皿料理)などを提供する居酒屋に変身。
まさに「おはようからおやすみまで暮らしを見つめる」ライオンのように生活に密着したお店なのだそうです。
とはいえ日が暮れて夜ともなると仕事帰りに一杯ひっかけたい人たちが集まってくるところは本場も日本も同じ。
ワインのお供になるタパスもお楽しみの一つです。
タパスは店によってオリジナリティーにあふれているそうですが定番料理というのはあるみたい。
このアヒージョ風の料理なんかも定番と呼ばれるものじゃないかなと思っています。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 海老:10尾
- じゃがいも:中1個または小2個
- にんにく:ひとかけ
- アンチョビ:1枚
- バター:10g
- オリーブオイル:26g(大匙1)
- マヨネーズ:12g(大匙1)
- 塩、ブラックペッパー:少々
- ドライパセリ:少々
【作り方】
- じゃがいもは皮を剥いて1cm角のさいの目に切り電子レンジの500ワットで2分チンします。
- 1.をやっている間に海老は殻と背わたを取り大きめなら2、3切れに切り分けます。にんにくとアンチョビはみじん切りにします。
- フライパンにバターとオリーブオイルを入れて強火にかけじゃがいもを加えて軽く焼き色が付くまで手早く炒めます。これに海老、にんにくを加えて海老の色が変わるまで炒めます。
- 3.にアンチョビとマヨネーズを加えて絡めるように炒めます。お皿に盛って塩、ブラックペッパー、ドライパセリを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- オリーブオイル、バター、アンチョビ、にんにく──クセのある香りのオンパレード。そして具材は海老にじゃがいもとしっかりお腹にたまる。これはワインが進みそう。
- 常に強火で手早く仕上げるのがコツです。油分が多いので火がフライパンの中に回りそうになったりしますが臆せず調理しましょう。
- アヒージョにじゃがいもを使うのは定番ですが魚介は海老以外にもイカやタコ、貝類などを使っても美味しいですよ。安上がりに済ませる場合は竹輪などもオススメです。