『スペイン中どこに行ってもあるのは、ワインとオルチャータ(キハマスゲの地下茎の汁に砂糖や蜂蜜、スパイスを加えたソフトドリンク)とクァハダ(ヨーグルト)だけ』と言われるくらい、スペイン料理は土地土地で変わるそうです。
「いやいや、家ごとに違うんだ」という人もいらっしゃいます。
なんだか日本のお雑煮みたいですね。
それでもワインだけはスペインのどこに行ってもあるというのがあの国らしいなぁと思ってしまいます。
伝統的な小皿料理のタパスも病弱だったスペイン王に
「ワインばかり飲んでは体に毒です。ワインを飲むときは一緒に料理を食べるようになさい」
と侍医に勧められたことが発端だったと聞きます。
ワインと一緒に軽い料理も飲むと体調が良くなったので国中の酒場に「ワインと一緒に小皿料理を必ず出すように」とお触れを出したのがタパスの始まりだったとか。
そんなに体調が悪いのにそれでも酒は飲むのかよとツッコみたくなりますが^^;
ガリシアはイベリア半島の西の端、大西洋に面した土地柄です。
この地名を聞いて一番に思い浮かぶタパス料理がこれ。
意外にあちらの方々もタコを食べるんですよね。
【材料】(2人分)
-調理時間:15分-
- ゆでだこ:100g
- じゃがいも:中1個又は小2個
- にんにく:ひとかけ
- アンチョビ:1枚
- オリーブオイル:少々
[調味料パート]
- 塩、ブラックペッパー:少々
- パプリカパウダー:少々
【作り方】
- にんにく、アンチョビはみじん切りにします。タコは食べ易い大きさ(小さめがお薦め)に切ります。ジャガイモは皮付きのまま電子レンジで3分チンして皮を剥き、1cmの賽の目に切ります。
- フライパンにオリーブオイル、にんにく、アンチョビを加えて弱火にかけ香りが立つまで炒めます。
- 2.にタコ、ジャガイモを加えて蓋をしごく弱火で5分蒸し煮にします。
- 3.の蓋を取り[調味料パート]を加えてさっと炒めればできあがり。
【一口メモ】
- 何気にアンチョビとにんにくが良い仕事をしていてまず香りで食欲をいや増してくれます。ジャガイモが参加しているので腹持ちもよくしっかりしたおかずになりますよ。
- この料理で一番難しいのはタコを軟らかく茹でることでかなりコツが要ります。そんな面倒なことはやってられないという向きもあろうかと市販のゆでだこを使うレシピにしました。本格派を目指す方はぜひ生だこを茹でるところからやってください^^
- アンチョビは結構高いイメージがありますがダイソーで108円で売られてたりもしますので試作する分にはそのグレードで良いんじゃないかなと思います。
- 味付けはシンプルですのでできれば塩は良いものをお使いください。