世の中には、なまこやくらげのように「初めて食べた人は勇気があり過ぎだろ」と思える食べ物があります。
それと同じで「初めて食べた人はよく食べる気になったな」と思える味付けの料理もあります。
例えばご飯にマヨネーズ。
中には今でも「ええ、気持ち悪っ」という人もいそうですが、「コンビニでツナマヨとか普通に売ってるじゃん」と言われれば一発で納得してもらえます。
ちなみにツナマヨおにぎりの原型を考案したのはコンビニを展開する会社の社員さんで商品開発担当の人。
息子がごはんにマヨネーズをかけて美味しそうに食べているのを見て思い付いたとか。
案外、味の先入観を持たない子供の方がためらいなく先駆的な料理に手を伸ばすものなのかもしれませんね。
週末、いつもの魚屋さんに行くと生食用の牡蠣が安かった。
「よし、今夜は酢牡蠣で一杯だな」なんて思いながら買って帰ったのですが、帰りの道すがら魔が差しました……。
火を入れる場合、牡蠣の料理はバリエーションが利きます。
しぐれ煮、牡蠣フライ以外でも洋食、中華それぞれに美味しい料理があります。
けど、生食となると醤油にもみじおろし一辺倒──本当にそうか?
それ以外の食べ方はないのか。
で、ネットでいろいろ調べて見つけたパワーワードがこれ。
「タバスコは生牡蠣を食べるために作られたソースである!」
いや、そこまで言われたら食べずにはいられません。
ということで予定変更。
こんな料理を作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:3分-
- 牡蠣(生食用):100g
- ドライパセリ:適宜
[ソースパート]
- オリーブオイル:4g(小匙1)
- タバスコ:7滴
- 塩:3つまみ
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- [ソースパート]を器に合わせてよく混ぜます。牡蠣を加えてまぶして、ドライパセリを振ればできあがり。
【一口メモ】
- 口に入れた瞬間は塩味しか感じないのですがじわっとホットな辛さが広がってきます。これ、めっちゃクセになる。
- 酢牡蠣も美味しいですが牡蠣の旨味をダイレクトに楽しむならこっちの方が上かも。なにより、タバスコの辛味ってこんなに牡蠣に合うんだと初めて知りました。
- 手持ちがあればレモンをきゅっと絞ってやると更に美味しくなりますよ。