まだ横浜に住んでいた数年前のこと。
横浜橋商店街で美味しそうな岩牡蠣を売っていたので衝動買い。
と、ここまではよくある日常風景だったのですが……
岩牡蠣を開くのがこんなに大変だとは思わなかった。
ドライバーとキッチンバサミを駆使して悪戦苦闘すること30分。
ようやく開いて中の身とご対面したときは生き別れの娘と再開を果たした気分でした~(って、どこまで誇張するねん)
実は牡蠣の殻剥き専用のオイスターナイフというものがあるのですが、その存在を知ったのはだいぶ後の話でした。
とまれ、せっかく苦労して開いた岩牡蠣ですから、普通に醤油&レモンでは勿体ない。
エスカルゴバターを使って洋風にしてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 岩牡蠣:1個
- [エスカルゴバターパート] バター:12g(大匙1)
- にんにく:ひとかけ
- ドライパセリ:適宜
- 顆粒コンソメ:少々
【作り方】
- 岩牡蠣の縁は厚い方が後ろ、薄い方が前と呼ばれます。前の方の縁をペンチかキッチンバサミで切り落としていきへらを突っ込む隙間を作ります。ここにマイナスドライバーかスパチュラのようなヘラ状の器具を突っ込み牡蠣を回しながらこじ開けています。ある程度開いたらナイフを突っ込んで貝柱を切り両手で力を入れて開きます。身が付いていない殻は外します。
- [エスカルゴバターパート]のニンニクを微塵切りにし、耐熱皿に残りの材料と合わせます。これを電子レンジの弱でバターが溶けるまでチンします(1分半くらい)。
- 岩牡蠣はナイフで殻から外してまた殻に戻します。殻ごとよく熱した魚焼きのグリルに入れて(なければオーブントースターで)1分火を通します。器に盛って2.をたっぷりかければできあがり。
【一口メモ】
- さっぱり系の醤油の食べ方とは対極にこちらはこってり系。濃厚な風味が楽しめます。こちらの方がちょこっとご馳走系な感じがするのでパーティーメニューにはお薦めかも。
- 牡蠣自体が結構塩分を含んでいるので味付けは控えめが吉です。
- エスカルゴバターはブルギニヨンバター(ブルギニヨンソース)とも呼ばれその名の通りエスカルゴ料理に使われるガーリックバターです。このレシピではソースとしてかけていますが冷蔵庫で固めればディップのようにして使うこともできます。にんにくとバターの濃厚な香りが食欲をそそるお薦めソースです。