僕が社会人になったのは昭和63年。年が明けてすぐに平成に変わった年です。
バブル経済まっしぐらな時期でもあり、夜の街は飲食店でずいぶん賑わっておりました。
ふり返ってみるとあの頃は飲食店の業態の転換期でもあったような気がします。
それまでの飲み屋で出されるものと言えば小料理と瓶ビールか酒(ホントにどうしようもないような日本酒)。
それが、チューハイメニューがずらりと並び料理もファミレス顔負けな居酒屋チェーンが登場したり、ビリヤードに興じながらカクテルが飲めるオシャレなプールバーが現れたり。
もちろん、黎明期なりにそこで出されるカクテルは見てくれだけで中身はイマイチというご愛嬌な一面はありましたが。
ほどなくバブルが崩壊して日本経済は冬の時代へ。サラリーマンの財布のひもも硬くなり飲食店は生き残りをかけた試行錯誤を繰り
返すことになります。
あれから、もうすぐ30年。さまざまな形態の飲み屋が現れては消えていきました。
そんな中で店のウリを前面に打ち出し、本格化していったお店は結構しぶとく生き残っているきがするんですよね。
全国各地の郷土料理を謳ったお店もその一つ。地元と肩を並べるくらい凝った料理を出す店も沢山あります。
なんてことを考えながら普通の海鮮マリネを沖縄風にアレンジしてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- ボイルイカ:100g
- セロリの茎:10~15cm分
[マリネ液パート]
- オリーブオイル:12g(大匙1)
- シークァーサジュース(無糖):8g(大匙1/2)
- 塩:少々
- 砂糖:ひとつまみ
- ガーリックパウダー:少々
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- イカは食べ易い大きさに切ります。セロリは薄く小口切りにします。
- [マリネ液パート]を合わせて1.と和えればできあがり。よく冷やして戴きます。
【一口メモ】
- ネットで見かけたオリジナルのレシピはレモン果汁を使うものだったのですが、ちょっとクセのあるシークァーサジュースに変えてみました。風味が独特で新鮮です。
- 調味料の要は砂糖。少しずつ追い足しながら味を見て適量を見極めて下さい。
- シークァーサジュースは大きめの酒の量販店などでみかけます。カクテルに使うんですね。レモン果汁を使う料理全般に使うのであると便利ですよ。
- セロリが苦手な方は小口切りではなくピーラーで薄く剥いて使うと風味がかなり薄れて食べ易くなります。