卵はとても汎用的な食材で和洋中どんな料理にも使える便利なアイテムです。
ただ、時に卵黄だけ使う、卵白だけ使うという料理があって残ってしまったもう一方をどうしようかと悩まされることもしばしば。
特に濃厚な味の卵黄は旨味も強くてソース的な使われ方がされます。
ユッケや海鮮丼のトッピングなどは代表的な例ですよね。
けど、ふと調理台を見ると──透明な卵白が残っちゃっている……。
卵白は洋菓子のジャンルならマカロンをはじめとするメレンゲ菓子の中核を占める食材なのですがおかずの世界ではちょっと微妙な立ち位置。
ま、一番簡単なのは味噌汁に放り込んじゃうことかもしれません^^;
ということで卵料理好きとしては片方だけが残った場合のレパートリーを増やしておきたいもの。
名前は聞いたことがあるけどあまり作ったことがない卵白揚げに挑戦してみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:20分-
- 鶏胸肉:1枚(約300g)
- 揚げ油:適宜
[下味パート]
- 塩:2g(小匙1/3)
- ブラックペッパー:少々
- おろし生姜:ひとかけ分
[衣パート]
- 卵白:1個分
- 片栗粉:18g(大匙2)
- 塩:ひとつまみ
- サラダ油:4g(小匙1)
【作り方】
- 鶏肉を一口大に切り、[下味パート]をまぶして10分置きます。ラスト3分になったら揚げ油を160度に温め始めます。 ※鶏肉は揚げると縮むので大きめに切りましょう。
- 1.をやっている間に[衣パート]の卵白、塩をボウルに合わせて十分立て(泡立て器を持ち上げた時に角が立ってほぼ折れない硬さ)のメレンゲに泡立てます。これに[衣パート]の残りを加えてさっくり混ぜます。
- 鶏肉を2.のボウルに投入してよくまぶし、揚げ油に投入して3分揚げればできあがり。 ※揚種を入れすぎると油の温度が下がるので2、3回に分けて揚げましょう。
【一口メモ】
- 軽い衣の食感が新鮮な一品です。メレンゲは空気をたっぷり含んでいるので高温の油に投入すると一気に膨張して衣の中に空洞を作ってくれるのです。それで軽く仕上がるという仕組み。味付けは醤油より塩がオススメです。
- このレシピの段取りポイントは工程1.で鶏肉の漬け込み10分をやっている間に衣の準備と揚げ油の温めを済ませること。漬け込みが終わってから揚げ油を温め始めたらそれだけヒマがかかってしまいます。
- そのまま食べても美味しいですが、山椒やトマトケチャップを付けても面白いです。いろいろ揃えていろいろな味を楽しみましょう。
- 衣にカレー粉や好みのスパイスを入れると風味が変わってまた楽しいですよ。
- 揚げ種は鶏肉以外だと海老がオススメです。