仕事をリタイアしてから行動範囲がやたら狭くなり、「一カ月のうちで地元の尼崎市から出るのは月例の焼鳥屋(@宝塚市)に行くときだけ」という驚愕の事実に気付きました。
さすがに不健康だし精神衛生上もよろしくない気がして、月に一度くらいはプチ旅行をする習慣を始めることにしました。
さっそく3月に第一回プチ旅行を敢行したのですが、行き先は大阪のキタ。
……って、うちから電車で10分で行けるとこやん(笑)ま、気分が変わればどこだって良いのです。
せっかくなので昼飲みに挑戦してみようと思い、日の高いうちから天満の串揚げ屋さんの暖簾をくぐりました。
定番のアスパラガスや山菜から始めて、変わり種のフグの白子などをいただいたのですが、口に入れるととろりと溶けてしまう食感はなかなか新鮮な体験でした。
揚げるという調理法は実に汎用的で、使う食材はほぼ何でもありですが、世の中には「よくそんなものを揚げようと考えたな」と思ってしまう変わり種の唐揚げもあります。
例えばアボカド。
衣はサクサク、中はとろりとした不思議な食感が楽しめます。
レモンやチリパウダーとの相性が絶妙。
あるいはバナナ。
衣にくぐらせて揚げると甘くて香ばしいスイーツ唐揚げのできあがり。
「いやいや、甘い唐揚げはちょっと……」なんていう人は、ドーナツを食べられませんよ(笑)
納豆も意外な唐揚げ食材。
そのままではまとまらないので海苔や大葉で包んでから衣を付けて揚げるのですが、これが結構やみつきになる味わい。
良いおつまみになります。
ピクルスなんかも欧米では「フライドピクルス」と呼ばれる人気料理なのだとか。
タルタルソースでいただくそうですが、ピクルス好きの僕的には一度試してみたいなと思っています。
過日、鶏の心臓(ハツ)を買ってきたのですが、いつも煮物や炒め物ばかりではつまらないと思い、ChatGPTくんと相談しながら人生初の「鶏ハツの唐揚げ」というのをこしらえました。
これが結構美味しかったので、レシピをメモしておきます。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- 鶏ハツ:100g
- 片栗粉:適宜
- 揚げ油:適宜
- (あれば)レモン果汁:適宜
[下味パート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 酒:7.5g(大匙1/2)
- おろしにんにく:少々
- おろし生姜:少々
[衣パート]
- 片栗粉:4.5g(大匙1/2)
- 薄力粉:4.5g(大匙1/2)
- スパイス:クミン、ナツメグ、ブラックペッパーを各ひと振り
【作り方】
- 鶏ハツは縦に切り目を入れて開き包丁の刃先で血合いをこそぎ取って流水で洗います。キッチンペーパーで水分を拭き取ってから[下味パート]と合わせて10分漬け込みます。待っている間に[衣パート]を合わせてよく混ぜておきます。
- 1.の工程終わりに合わせて揚げ油を180度に温めます。1.のハツをざるに上げて水気を切り[衣パート]をまぶします。
- 揚げ油が温まったら2.を入れて3分揚げればできあがり。手持ちがあればレモン果汁を小皿に張ってそれに浸しながら食べてみてください。
【一口メモ】
- 衣はサクッと、中はクニュッとした不思議な食感の揚げ物になりました。味付けは鉄板の若鶏の唐揚げ風。目先が変わって楽しめました。
- 試作した時は[下味パート]にスパイスを入れていたのですがインパクトが弱かったので[衣パート]に移しています。フライドチキンと同じ発想ですね(フライドチキンは肉に下味を付けるのではなく衣に調味料とスパイスを加えて風味付けしています)。
- 使うスパイスに関してはある程度自分の考えをまとめてからCHAT-GPTに質問して結論を出しました。考えがまとまっていない状況で漠然とした質問をするよりかなりピンポイントな答えがもらえた気がします。
- 唐揚げにレモン果汁という組み合わせは賛否両論ありますが僕的にはこの唐揚げはレモンを強く推奨。味がキリッと引き締まる気がします。