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その他の食材料理(和食)

炊飯器で作る温泉卵

横浜で単身赴任生活をしていた頃、子供たちの通園にも活躍していた自転車がとうとうダメになって買い換えました。

15年くらい乗ったかな。

新しい自転車は初めてスポーツタイプを選びました。

ママチャリより3kgほど軽くて感動したのを覚えています。

何より7段変速!

買ったばかりの頃は嬉しくて意味もなく平坦な道でギアチェンジをして遊んでいました。

ところが、しばらくして自分に妙なクセがあることに気づきました。

ギアチェンジする度に左足を突っ張ろうとしてしまう。

ほぼ無意識の動作なのですが、なんでそんなことをするのか自分でもなかなかわかりませんでした。

が、ある日気が付いたのです……。

──もしかしてクラッチを踏もうとしている?

そう、僕が学生時代に車の免許を取った頃はオートマ限定などなかったので教習車は当然ミッション。

そこでギアチェンジをする時はまずクラッチを踏むという動作が体に沁みついてしまったらしい。

教習所を出てから何十年もミッション車には乗っていないのに、体はしっかり覚えているんですね。

なんか感心してしまいました。

ネットではちょくちょくオートマ限定免許をディスるコメントを見かけます。曰く

「オートマなんて遊園地のゴーカートみたいなもの」

「あんなのに乗ってるから運転技術が向上しないんだ」

「オートマ限定ではミッション車は運転できないじゃん」

などなど、なんか小学生の言い合いみたいで笑っちゃいます。

けど、その主張は一面的には正しい気もするんですよね。

ずいぶん昔の話ですが、知り合いの営業マンが新入社員がみなオートマ限定しか持っていなくて社有車を全部買い替えないといけなくなった──なんて嘆いていましたっけ。

学生時代、先輩の引っ越しを手伝って初めて2トン車を運転したことがありますがあれもオートマ限定だと運転できなかったよなぁ。

これと同じように「〇〇(オートマ車)がなければ▲▲(車を運転)できない」という縛りは普段は気にならなくてもひょんな時に窮地に陥ることがあります。

たとえばうちにはホームベーカリーはなくて、かれこれ20年近く僕は手こねで食パンを焼いています。

つまり、「ホームベーカリーがなければパンが焼けない」という“縛り”を持っていないのです。

もし今震災が起こって電気が止まってもガスオーブンさえあればパンが焼ける……。

……って、そんな時にパンを焼いている場合じゃないじゃん(笑)

これはちょっと例えが悪かったかな。

けどね、少なくとも今から紹介する温泉卵の作り方を知っていれば電子レンジがなくても簡単に作れちゃいます。

それだけでなく電子レンジで作るより火の通りが繊細で美味しい温玉が作れちゃうので知っておいて損はないと思うのですよ。

【材料】(数人分) 

調理時間:35分-

  • :数個
  • 湯:適宜

【作り方】

  1. 卵を炊飯器に入れひたひたの水を注ぎます。一旦、卵を取り出して炊飯器の水をやかんに移しコンロで温めます。 ※お湯は70度くらいまで温まれば良いので沸騰させる必要はありません。
  2. 炊飯器に再度、卵を入れて1.のお湯を注ぎ、保温モードをONにします。そのまま20?30分程度放置します。 ※炊飯器の機種によってばらつきがありますが20分ではかなり緩めの温玉、30分では少し黄身が固まり始めた温玉になります。お好みに応じて時間を加減してください。
  3. 2.の卵を穴あきお玉で掬って水道の真下に持って行き流水で粗熱を取ります。それから、氷水を張ったボウルに移して急冷すればできあがり。卵がしっかり冷えたら卵をしっかり握って数回しっかり振ってから殻を割ってください。 ※急冷することで殻から白身がはがれて綺麗に取り出せます。割る前に卵を振れば遠心力で白身がさらにはがれやすくなり、きれいに取り出せます。

【一口メモ】

  • 温泉卵と言うと生卵を湯呑みなどに割り入れ少量の水を加えて電子レンジでチンする方法が知られていますが、往々にして火が通り過ぎて硬めになってしまいがちです。その点、このやり方ならじんわり火が通るので生卵でもゆで卵でもない、理想的な半熟状態の本物の温泉卵が楽しめるのです。
  • 炊飯器の保温モードは70度くらいのものが多くちょっと温度が高めです。もし、ヨーグルトメーカーをお持ちなら水温を65度に設定して45分の目安で作ってください。より理想的な温泉卵ができます。
  • もし、お弁当用などでスープジャーをお持ちなら70度前後に温めたお湯を注いで30分程度放置するのでもOK。電気代がかからず経済的です。あと、沸騰した鍋に卵を入れてすぐに火を止めて放置、という荒業でもできますが水温の変化は室温などの環境によってまちまちなので仕上がりが安定せずあまりおすすめしません。

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