料理に不慣れな人がやってしまいがちな失敗に単品の食材で一皿作ろうとしちゃうというのがあります。
例えば、「焼き肉」っていうと本当にお肉を焼いて終わりみたいな。
ま、それはそれで美味しいのですが味が単調で飽きちゃうのとボリュームを出そうとすると結構高くつくという難点もあります。
その点、玉ねぎ、人参、ピーマンなどを一緒に焼けば味や食感にも変化が付いてボリューム満点。
彩もぐっと華やかになります。
何より「ええっ、これとあれを一つの料理にしたの?」という意外性の演出にもなります。
この小鉢もそういった一面があるかな。夏らしい食材をコラボしてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- 穴子:1尾
- 枝豆:適宜
- 山芋:1cm程度の輪切り
- 山椒:適宜
[穴子の調味料パート]
- 水:100g(1/2カップ)
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 酒:15g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
- 三温糖:9g(大匙1)
【作り方】
- 枝豆は塩ゆでして冷水で急冷し、莢から剥いておきます。
- 穴子は皮を包丁の刃先でこすってぬめりを取ります。すっと撫でるように滑らせると簡単に取れます。
- 穴子の身の方に包丁を入れて骨切りをします。包丁を握る手に力を入れずすっと手前に引けば包丁目が入ります。これを1cmの幅に数本程度の包丁目を入れるようにして下さい。その後、食べやすい大きさに切り分けます。
- [穴子の調味料パート]を小鍋に合わせてひと煮立ちさせます。これに皮を下にして穴子を入れます。
- 4.を軽く煮立たせたまま蓋をせずに数分煮詰めます。煮汁が半分以下になって照りが付けば煮穴子のできあがり。
- 小鉢に煮穴子と枝豆を合わせてすりおろした山芋をかけて山椒をふればできあがり(今回はお弁当に詰めるため山芋を抜いて写真のようになりました)。
【一口メモ】
- 甘辛い煮穴子の柔らかい食感と枝豆の硬い食感がベストマッチ。天国的な美味しさです。
- できれば、冷蔵庫でキンキンに冷やして食べるのがお薦め。
- 今回は山芋抜きでちょっと寂しかったのですが、二つの料理のまとめ役にぴったりだと思います。