あるのが当たり前過ぎてなかった時代にどうやって暮らしていたのか想像がつきにくいものはたくさんあります。
スマートフォンなんてのはその最たるものじゃないでしょうか。
流行りだしたのは2010年頃。たかだか10年ばかり前の話です。
それ以前は誰もスマホなんて持っていなかったのに今ではその頃どうやって暮らしていたのかわかんないってなっちゃう人がたくさんいると思います。
僕は五十半ばのおっさんですのでもっといろいろなものがなかった時代を観てきています。
たとえば僕が物心ついた頃はスーパーマーケットがありませんでした。
お母さんたちは買い物かごをさげて市場のお肉屋さんや魚屋さんで買い物をしていました。
当然、レジ袋も存在していなくて商品は紙の袋か新聞紙に包んで手渡されていました。
商品を棚から手にとって選ぶのではなく、「それ頂戴」と商品を指差して店の人に取ってもらう買い物スタイル。
店の人と会話してコミュニケーションを取るのが当たり前でしたけど今なら抵抗のある人も一定数いるんじゃないかな。
そんな時代にお肉屋さんのショーケースに並んだ新商品がありました。
荏原食品株式会社が考案した万能調味料です。
漢字で書くと分かりづらいですがカタカナで「エバラ」と書けばその新商品がなにかもすぐわかりますよね。
そう、焼肉のたれ。
お肉を食べることにまだまだ馴染みが薄かった時代。お肉をもっと食べたくなる味付けを追求して生まれた商品なのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:5分-
- 厚揚げ:1丁
- エリンギ:2本
- にんにく:ひとかけ
- サラダ油:少々
- 焼肉のたれ:たっぷりめ
- カレー粉:小匙1
- 刻みネギ:少々
【作り方】
- 厚揚げは1.5cmのさいの目に切ります。エリンギは縦にスライスします。にんにくもスライスします。
- フライパンににんにくとサラダ油を入れて弱火にかけます。香りが立ってきたら厚揚げ、エリンギを加えて中火にし、厚揚げに焼き色が付くまで炒めます。
- 2.に焼肉のタレとカレー粉を加えて水気が半分くらいになるまで炒めればできあがり。器に盛って刻みネギを散らしていただきます。
【一口メモ】
- 料理とも言えないような簡単クッキングですが侮れない美味しさです。焼肉のたれの甘辛にカレー粉のスパイシーな刺激が加わって箸が進む進む。
- 食材はお肉や野菜でも良いようなものですが淡白で風味にクセのない厚揚げだからこそ調味料の本領が発揮できていると思います。
- 5分もあればできる料理ですので特に時間がない日のおかずにオススメです。