そもそもきんぴらってなんできんぴら? と、気になったので語源を調べてみました。
とある古浄瑠璃の主人公、坂田金平(さかたのきんぴら)から来ているらしい。
彼は坂田金時(金太郎さんの本名です)の息子という設定で、むちゃくちゃ強い男なのだそうです。
で、力強い噛みごたえで精もつくゴボウを使って、力強い辛さの鷹の爪を加え、力強く濃い味付けのきんぴらゴボウにぴったりだ─
─と、考えた人がいたらしい。
なんか、暑苦しいというか、むさ苦しいネーミングだなあ。
とまれ、この名前は定着し、同じ味付けで作れば人参でもレンコンでも大根でもきんぴらと呼びます。
もちろん、竹輪で作ってもきんぴらと呼ぶのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:5分-
- 竹輪:4本
- ピーマン:4個
- サラダ油:少々
- (お好みで)七味唐辛子:適宜
[調味料パート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 砂糖:5g(大匙1/2強)
- マヨネーズ:3g
- バルサミコ酢:3g
【作り方】
- 竹輪は7mm厚の斜め切りにします。ピーマンは細切りにします。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけます。竹輪を加えて1分ほど炒めます。ピーマンを投入しさっと炒めて火を止めます。
- 鍋肌から調味料パートを順次加えて再び中火にかけ、水気がなくなるまで炒めればできあがり。お好みで七味唐辛子を振って頂きます。
【一口メモ】
- 予想以上に金平の味付けは竹輪と合います。本来、淡白な風味である竹輪の魚由来の味が強調されてちょっと高級な魚料理を頂いている気分になりました。
- うちのきんぴらは隠し味にマヨネーズとバルサミコ酢を使います。コクが数段跳ね上がるのでお友達に披露したらびっくりされるかも。けど、種明かししない限り見破られないテクニックだと思いますよ。
- 夕飯やお弁当にぴったりのおかずですが、手早くできるので夜食や酒肴にもおすすめです。