豆腐と並んでこんにゃくは実に汎用的でさまざまな料理に使える加工食品です。
煮て良し、焼いて良し、実は唐揚げにだってできちゃうんですよ。
超低カロリーだからダイエット中の食事にもぴったり……
のはずなのですが、いまいち人気がない気がするのは気のせい?
特にお肉が大好きな男子には不人気で「ご飯を食べた気がしない」だの「なんか地味で貧相」だの言われている気がします。
あくまで僕の想像ですが。
けどね、年を食っていいおっさんになって如何にも家庭料理とかおふくろの味なんてものが恋しくなってくると俄然こんにゃくの認知も変わってくるのです。
特にこの料理のように腹持ちの良い里芋とタッグを組ませれば満足感もひとしお。
はい、そこの奥さん。
今夜のご主人のおかずにいかがですか?
【材料】(2人分)
-調理時間:30分-
- 鶏胸ミンチ:150g
- 里芋:5~6個
- こんにゃく:150g(半丁くらい)
- 水溶き片栗粉:3g(小匙1分)
- 酒:30g(大匙2)
- 水:300g(1.5カップ)
[調味料パート]
- 濃口醤油:27g(大匙1.5)
- 味醂:27g(大匙1.5)
- 砂糖:6g(小匙2)
【作り方】
- 里芋は皮を剥き一口大に切り分けます。こんにゃくは手でちぎり5分間茹でてアクを抜きます。 ※「アク抜き済み」、「アク抜き不要」等と書かれたこんにゃくを使う場合はアク抜きの工程は要りません。
- 鍋に鶏ミンチと酒を入れて火にかける前に木杓子で切るように和えます。これを弱めの中火にかけて1分放置。ざっくりまぜてまた1分放置。この手順を3回ほど繰り返して鶏の色が白くなればそぼろのできあがり。
- 2.に里芋、こんにゃく、水1.5カップを加えてひと煮立ちさせアクをきっちり取ります。
- 3.に[調味料パート]を加えて落し蓋をし弱火で15分煮ます。里芋に菜箸を刺してすっと通れば火が通っています。火を強めて水溶き片栗粉を加えとろみをつければできあがり。 ※落し蓋がない場合はアルミホイルを鍋の大きさに折りたたんで水面に浮かべればOKです。
【一口メモ】
- はんなりと優しい味です。重たいおかずに飽きて、「なんかおふくろの味的なものが食べたい」と感じているときには特におすすめかな。
- 書いていて和食の調理の練習にぴったりなレシピだなと感じました。こんにゃくの下ごしらえ、そぼろの作り方、落し蓋を使った煮込み、水溶き片栗粉による仕上げ。和食を練習したい方には特におすすめのレシピです。
- 調味料の配合はあくまでも関西人である僕の好みです。味を見て好みの濃さに加減して下さい。
- さやいんげんや人参などを加えても美味しいですよ。
- 鷹の爪を半本小口切りにして加えればピリ辛風味になります。晩酌のお供にぴったりの一皿になりますよ。