精進料理は仏教の戒律に基づいて生臭物を避けて作るお料理です。
具体的に言うと肉や魚、卵、乳製品などを使ったらNGとなります。
日本で生まれたものなのでどうしても和食の味付けが主流になるのですが、正直この味付けが辛気臭さを倍増している気がするのですよね。
昔の人は、食材の物足りなさをがんもどきや厚揚げなどのボリューム感で補っていたようですが、今の時代なら、味付けを中華やエスニック、洋風にしたら料理の枠も広がってずっと楽しいのじゃないかしらん。
ということで、こんな料理を作ってみました。
【材料】(1~2人分)
-調理時間:7分-
- じゃがいも:1個
- 椎茸:1本
- ししとう:数本
- サラダ油:少々
- だし汁(昆布出汁):100g
[調味料パート]
- 塩:2g(小匙1/3)
- ブラックペッパー:少々
- カレー粉:小匙2
【作り方】
- じゃがいもの皮を剥き、横半分に切って更に櫛形に切ります。
- フライパンにサラダ油を入れじゃがいもを加えて軽く焼き色が付くまで炒めます。
- 2.にだし汁を加え煮ながらじゃがいもに火を通します。
- 3.をやっている間に椎茸は軸を取って薄切りにし、ししとうはヘタを取っておきます。
- 3.の水気が少なくなってきたら4.と[調味料パート]を加えて絡めながらほぼ水気を飛ばせばできあがり。
【一口メモ】
- やっぱ、カレー風味って神です。肉や魚を使ってなくても妙に食欲を刺激されて箸が進む進む。
- このレシピの段取りポイントは工程4.。じゃがいもを煮る行程に入れば手が放れますので残りの食材を切りましょう。1.の工程で全部切っているとじゃがいもを火にかける時間が遅れて段取りがわるくなります。
- ここで使っている材料は一例です。お好みで玉ねぎや人参など使ってもOK。その際、人参のように火の通りにくいものはじゃがいもと一緒に煮ましょう。
- これは精進料理なので野菜オンリーにしていますが、そうでなければひき肉など加えてももちろん美味しいですよ。