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根菜の料理(和食)

大根の五目煮

過日、外食や中食の文化が浸透してますます家で料理をする人が減っているというネットニュースを見かけました。

それに対していろいろコメントが寄せられていましたが、中に「和食は作ると高くつくんだよ。安月給でそんなことやってられるか」という意見がありました。

どんな記事に対してもとりあえず反論しないと気がすまない人が一定数いるのは知っていますが、この意見はひどい。

まず、自炊と外食ではある種の例外を除いて自炊のほうが安く付きます。

安月給を嘆きながら安い方の自炊を選ばない時点で論理が破綻してますよね。

さらに想像力が決定的に欠落しているなと思うのです。

昭和の時代、お母さんたちはその和食中心の手料理で少ない生活費をやりくりしながら家族に食事を提供していたのですよ。

それはちょっと想像力を働かせれば思い至ることです。

たぶん、このコメントをされた方の和食のイメージはそれなりのお店で供される高級料理なんでしょうね。

けど、毎日そんなものを食べていたらお財布がもつはずありません。

たとえば、冷蔵庫の中身と相談しながらありあわせでこういう料理を作れば家計はうんと助かるのです。

【材料】(2人分) 

調理時間:30分-

  • 大根:1/4本
  • 鶏もも肉:100g
  • ありあわせの野菜や茸:今回は人参、椎茸を使いました。
  • サラダ油:少々

[煮汁パート]

  • だし汁:300g(1.5カップ)
  • 濃口醤油:12g(小匙2)
  • 酒:15g(大匙1)
  • 味醂:18g(大匙1)
  • 砂糖:9g(大匙1)

【作り方】

  1. 具材は食べ易い大きさに切ります。
  2. 鍋にサラダ油と鶏肉を入れ色が変わるまで炒めます。これに残りの具材を足して1、2分炒めます。
  3. 2.に[煮汁パート]の濃口醤油以外を入れてひと煮立ちさせアクを丁寧に取ります。その後、蓋をして弱火で10分煮ます。
  4. 3.に濃口醤油を加えて落し蓋をし、煮汁が1/4くらいになるまで煮込めばできあがり。味を見て物足りなければ塩、胡椒(分量外)で味を整えます。

【一口メモ】

  • はんなりした優しい味のおばんざいです。重たい料理が続いたりした時に特にお薦め。なんだか実家に帰ってきたみたいでほっこりした気分が味わえます。
  • 具材はだいたい豚汁に使うようなものなら何でも合います。ごぼう、こんにゃくなどもお薦め。
  • あくまでも野菜中心の料理なので鶏肉はうるさくならない程度に少量使うのがお薦めです。
  • あれば柚子の果汁を加えると風味が変わって楽しいです。柚子の皮を細切りにして飾ると見た目も美しくなりますね。

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