『かけ和え』はなますに似た佐賀県の郷土料理です。
特徴は海鮮の食材を使うことと酢味噌で和えること。
海鮮はイカを使うことが多いみたいですが季節によって魚になったりします。
野菜も冬は大根、夏はキュウリといった感じ。
農漁村のつつましい日常食に比して何かお祝い事があった時のご馳走料理だそうです。
初めて作ったのになぜか懐かしい味、なんかこの料理を題材にしたショートストーリーとか書いてみたくなったぞ。
【材料】(2~3人分)
-調理時間:10分-
- イカ:1ぱい
- 大根:3センチくらいの輪切り
- 人参:3センチくらいの輪切り
[酢味噌パート]
- すりごま:適宜
- 味噌:18g(大匙1)
- 砂糖:9g(大匙1)
- 酢:15g(大匙1)
【作り方】
- イカはワタを取りさっと湯通ししてから食べ易い大きさに切ります。大根と人参は千六本(マッチの軸くらいの厚さの千切り)に切ります。
- [酢味噌パート]を器に合わせてよく混ぜ1.を加えて和えればできあがり。
【一口メモ】
- 拍子抜けするくらい簡単にできちゃう料理ですがほっこり美味しいです。そしてなぜか懐かしい味。日本人の原風景に刷り込まれているのかな。
- より本格的に作るには白ごまを弱火で丹念に炒ってからすり鉢で擦り、[酢味噌パート]の残りを加えて和えて下さい。香ばしさが段違いです。
- より手抜きに作るには生のイカではなくボイルしてぶつ切りにされたイカを買って来ると楽ちんです。
- これは佐賀の郷土料理ですが、土地柄や季節によって具材は微妙に変わるようです。夏は大根をキュウリに、イカをあじなどの魚にしてみて下さい。