今はスーパーに行くと大抵の野菜が一年中売られているのでお店の品ぞろえで季節を感じることが希薄になってしまいました。
加えてその野菜の旬がいつなのかも忘れられてしまっている感もあります。
例えば、ゴボウ。
関西では3月の中頃に葉ゴボウという牛蒡の葉付きの茎が売りに出されます。
売られている期間ははホントに短くて1週間くらい。
その時に八百屋さんで買わないとまた来年まで食べることができない希少な食材です。
で、初夏にかけて新ゴボウの季節。
柔らかくて美味しいです。
例えば、イチゴ。
春と誤解されがちですが、初夏の野菜です。
ハウス栽培が盛んになったので4月頃に安く出回るようになりましたが露地物は6月くらいが旬です。
こういった、いつが旬か分かりにくい野菜があるかと思えば、すっごく分かりやすい野菜もあります。
例えば、菜の花。
これは誰でも春だなと思いつけます。
2月から3月にかけて春一番を運んでくる野菜として料理屋さんでもこのシーズンは需要が増えます。
ということで春を満喫したくて、菜の花を買って参りまして定番の辛し和えにしてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 菜の花:半束
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 和がらし又は粉がらし:適宜
- かつお節:適宜
【作り方】
- 菜の花はざく切りにします。
- 塩少々を加えた水(分量外)を小鍋に入れて沸騰させ、菜の花を投入します。茎は2分、葉は1分茹でます。
- 2.をざるに揚げて水気を切り、これを氷水に投入して急冷します。
- 3.を良く絞って小鉢に盛り醤油、和がらしとよく和えかつお節を散らせば出来上がり。
【一口メモ】
- 葉菜の中でも菜の花はクセが少なく食べ易い部類だと思います。小さな黄色のつぼみが目にも楽しく春を感じさせてくれる一品ですね。
- ツンと鼻に抜ける辛子が特徴の料理ですので、刺激が好きな方は粉がらしを使うことをお勧めします。出来立ては鼻に抜ける感がハンパないですよ^^
- 醤油はできれば出汁醤油を使って下さい。旨みがましてワンランク上の小鉢に返信します。