おひたしは古くは浸物と呼ばれていたそうで奈良時代の文献には既にその名前があるとか、ご存知、野菜を茹でて醤油などをかけ
た料理です。
江戸時代にはアワビやいりこなど海産物を使ったおひたしも存在したらしいのですが明治以降は専ら野菜、特に葉野菜を使ったもの限定になっていったようです。
多くの子供がそうではないかと思うのですが、僕も子供の頃はきらいなおかずの筆頭でした。
あくまでもお肉のおかずとセットで野菜も摂らなきゃという観点から強制的に食べさせられていた気がします。
だったらもっと美味しく調理しようよと子供心に生意気なことを考えていましたね。
けど、50を過ぎて今食べてみるとどうしてどうしてイケるやんと思うのは酒を呑むようになったからかな^^
【材料】(2人分)
-調理時間:7分-
- 小松菜:1束
- 茹で用の水:鍋に入れて小松菜がひたひたに浸かるくらい
- 出汁醤油:12g(小匙2)
- 薬味:ごま、焼海苔、かつお節など
【作り方】
- 茹で用の水を小鍋に入れて強火で沸かします。
- 1.をやっている間に小松菜を洗って根本を落とし、3cm幅くらいのざく切りにします。
- 小松菜の軸を1.に加えて強火で3分茹でます。ラスト1分になったら葉も加えて茹でます。
- 3.をザルに揚げて流水で急冷し水気を搾ります。出汁醤油、薬味と和えればできあがり。
【一口メモ】
- ご存知素朴な味のお惣菜です。キーポイントは出汁醤油を使って旨味を出すことと薬味を工夫すること。焼海苔などは風味が変わるのでおすすめですよ。
- このレシピの段取りポイントは1.をやっている間に小松菜の準備を済ませること茹で時間の3分を含めても6~7分で仕上がります。
- 意外ですが2000以上のレシピを書いていながらおひたしのレシピは皆無だと気づき今回書くことにしました。
- 葉野菜なら基本的に何でもOK。小松菜をほうれん草に変えても美味しくできますよ。
- 辛子や山葵と和えても美味しいですよ。