なぜホモ・ネアンデルタール(ネアンデルタール人)は絶滅しホモ・サピエンス(現生人類)は生き残ったのか。
その理由については諸説ありますが最近、面白い学説を知りました。
歴史的にはネアンデルタール人とホモ・サピエンスは同時代に生きていたことがわかっているらしくおよそ2万数千年前を最後にネアンデルタール人の痕跡がなくなり絶滅したのだろうと言われています。
最近の研究ではネアンデルタール人は道具を使いコミュニケーションを取るための言語も持っていたそう。
しかも体格、脳の大きさ、成長速度どれをとってもホモ・サピエンスよりずっと優位。
けど生き残ったのはホモ・サピエンスだったのはなぜか。
それは言語を使ってコミュニケーションを取る際に使うスキルに差があったからだというのです。
ネアンデルタール人が持っていなくて僕らが持っていたそのスキルとは。
《噂話をするスキル》
それのどこが凄いの?
と言うなかれ。
ちょっと考えてみてください。
噂話ができなければ個々の個体は自分が直接見聞きした情報しか持ちえません。
けど、噂話ができれば。
「おい、あっちの繁みにはライオンの群れがいると聞いたぞ。近づくな」
「いやいや、それならこの前隣村の長が倒したらしいぞ。今は安全だ」
なんて会話ができるのです。
つまり情報の共有。
これにより僕らのご先祖は自分が経験していないことでも知り得るようになり他の種族の何倍もの情報を武器にすることができたとか。
現代戦は情報を持った者が勝つ情報戦だ──そんなことが言われて久しいですが実は久しいどころじゃなく数万年前から情報を持った者が勝っていたのかもしれませんね。
そんなホモ・サピエンスがどんなものを食べていたのかというのが気になるあたり僕らしいなと思うのですが調べてみると主に食べていたのは虫と木の実だったとか。
うーん、はじめ人間ギャートルズの絵面とはだいぶ違うなぁ。
さすがに日常的に虫を食べる習慣は僕らの中でほとんど廃れてしまいましたが木の実は今でも普通に食べます。
《料理》というスキルを覚えた僕らはそのまま食べるだけでなくこんな風に料理にかけるソースに仕立てることも覚えました。
もしもこの料理が数万年前にタイムスリップしてホモ・サピエンスの口に入ったら──噂好きな彼らのことですからあっという間に広まったかもしれませんね。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- 茄子:中サイズ1本
- サラダ油:4g(小匙1)
- 揚げ油:適宜
[くるみ味噌パート]
- クルミ:数粒
- 味噌:9g(大匙1/2)
- 濃口醤油:3g(小匙1/2)
- 味醂:3g(小匙1/2)
- 砂糖:6g(小匙2)
【作り方】
- 揚げ油を180度に温めます。茄子は額を取り横半分に切って更に縦に8つ割りにします。
- 油が温まったら茄子を加えて1分半素揚げしてかす揚げで掬い油をよく切ります。
- 1.と並行して[くるみ味噌パート]のクルミを粗みじん切りにしてフライパンに入れます。これに[くるみ味噌パート]の残りを加えて中火にかけ味噌を溶かしながら水気がほぼなくなるまで炒りつけ火を止めておきます。
- 1.の茄子を器に盛り2.をかければできあがり。
【一口メモ】
- 揚げ茄子自体が旨いのは言うまでもないのですが何よりこの胡桃味噌──めちゃ旨い! これだけでも十分おかずになる気がするな。
- 茄子は素揚げにすると非常に扱いやすくなる野菜です。そのまま炒めても良しお好みのソースやドレッシングをかけても良し。「茄子は下ごしらえとしてまずは素揚げする」と覚えておくと茄子料理のレパートリーがぐぐっと広がりますよ。
- クルミなどの木の実はスーパーで買うと2、300円はするのであまりコスパがよろしくないです。けど百均ショップならどれでも100円(税別)なので僕は専らそちらを愛用しています。量的にも過度に多くない使い切りサイズなので持て余す心配がないところもポイント高いですよ。