好奇心は猫をも殺す(Curiosity killed the cat.)というのはギリスのことわざです。
過剰な好奇心はいずれ身を亡ぼすというほどの意味でニュアンスはちょっと違うけど「触らぬ神に祟りなし」に通ずるものがあるかな。
けど、なんで猫?
と思う人も多いかも。
これは同じくイギリスのことわざで「猫に9つの魂あり(Cat has nine lives.)」というのがあって猫は9回殺さないとホントに死なないくらい執念深いというところから来ているのです。
って、これ、ことわざと言って良いのかなw
娘によく笑われるのですが僕はどうやらとっくに殺されていてもおかしくないくらい好奇心が強いというか知りたがりです。
ドラマやアニメを観ていてもそのシーンの端に気になるものを見かけると一時停止してその場で調べないと気が済まない。
録画がなかった時代で良かったななんて本末転倒なことを考えたりして(観終えてから調べろよ)。
つい先日も晩酌をしながらドラマを観ていたのですが、居酒屋のシーンで一時停止。
壁に貼ってあるお品書きがどうにも気になって仕方がない。
若鳥の唐揚げ、枝豆、餃子……
ま、この辺まではありきたり。
けど、「茄子の生姜焼き」って何?
どうやって作るの?
それからネットの海でレシピを探しまくっていてドラマを再開させる頃には熱燗が1本空いておりました。
結局──
なんかぐっと来るレシピが見つからず「僕ならこうやって作る」というオリジナル「茄子の生姜焼き」を作ってしまったあたり、好奇心というよりは執着心と呼ぶべきではと思った次第です。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- 茄子:1本
- 大葉:1枚
- 揚げ油:適宜
- 砂糖:4.5g(大匙1/2)
[調味料パート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- 酒:7.5g(大匙1/2)
- おろし生姜:ひとかけ分
【作り方】
- 揚げ油を170度に温めます。待っている間に茄子はがくを取り、横は分に切って沙良に6つ割にします。[調味料パート]を盛り付ける器に合わせてよく混ぜておきます。
- 揚げ油が温まったら茄子を入れて2分素揚げにします。揚げあがったら油をよく切って[調味料パート]の入った器に入れ10分漬け込みます。待っている間に大葉を千切りにします。
- フライパンを中火にかけて2.を[調味料パート]ごと入れて砂糖を加え水気が少なくなってとろみが付くまで炒めればできあがり。器に盛って上に大葉をちょんと載せて供します。
【一口メモ】
- とろとろに柔らかくなった茄子に甘辛のタレがよく合います。ピリッと舌を刺激する生姜の清涼感が味を引き締めてくれて良い感じ。
- 茄子はとりあえず素揚げしてしまえばあとは自由自在。煮るなり焼くなり好みの調理法を当てはめることができます。味付けも和洋中なんにでも馴染みますよ。麻婆茄子なんかは良い例ですよね。
- お好みで刻んだ焼き海苔や胡麻をまぶしても美味しいです。