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野菜料理(和食)

ししとうとトマトの煮浸し

野菜とは何か?

って、別に哲学的な話ではなく野菜と果物の違いに関する食べ物の分類の話です。

なんでいきなりこんなことを書いたかというと「イチゴは果物か野菜か」で娘と意見が食い違ったからなのです。

娘曰く「イチゴは甘いから果物。パフェやケーキに使われるから果物」だそうです。

いや、その分類の概念は曖昧過ぎるでしょう。

それで言えば果肉が甘くてスイーツに使われるカボチャだって果物になりそうなものです。

けど、彼女の分類ではあれはスイーツっぽくないから野菜だそうです。

なんか「あたしがフルーツと思ったものが果物」って小学生が言ってるみたいにしか聞こえませんw

僕の考える野菜と果物の違いは食用になる植物のうち一年草のものが野菜、多年草のものが果物。

つまり毎年収穫後に枯れるのが野菜と考えています。

気になったのでちょっと調べてみました。

実は野菜と果物の明確な定義はないそうなのですが農林水産省では野菜は「畑でとれ、毎年枯れる草本類の植物」で、果物は「栽培には数年必要な木になる実」としているんだそうです。

だいたい僕の考えと同じですね。

で、その野菜はどこを食べるかで3つに分類されます。

大根や蓮のように根を食べる根菜。

キャベツやホウレンソウのように葉を食べる葉菜。

果実を食べる果菜ですね。

この分類で行くとししとうは果菜になるのですが料理をするには扱いがちょっと難しい野菜です。

ししとうの実には茄子やカボチャのようにたっぷりとした果肉がなくボリュームが出しにくい。

なのでどうしても料理の主役になりづらく「辛味」というアクセントを加える添え物的な使い方になりがち。

加えて調理法も天ぷらのような揚げ物か焼き物が主流で煮物はイメージしづらい。

過日、八百屋さんですごく美味しそうなししとうを購入。

どうやって食べようかなと考えていた時に魔が差して

「ししとうの煮物ってあまり食べたことがない気がする。なんか食べてみたいかも」

なんて思っちゃったのです。

けど、ししとうを煮たらますますボリュームがなくなっちゃいます。

そこで、いっしょに購入したアイコ(甘みのあるミニトマト)と合わせて煮ることでボリュームアップを図るのはどうだろうと考えまして思い付きでこんな小鉢料理を作ってみました。

【材料】(1人分) 

調理時間:20分-

  • ししとう:8~10本
  • ミニトマト(アイコがおススメ):4粒

[煮汁パート]

  • だし汁(かつお出汁):100g(カップ1/2)
  • 濃口醤油:18g(大匙1)
  • 味醂:12g(小匙2)
  • 砂糖:6g(小匙2)

【作り方】

  1. ししとうはヘタを落とします。ミニトマトはヘタを切り縦に4つ割にします。
  2. 小鍋に[煮汁パート]を入れて中火にかけひと煮立ちさせます。これに1.を入れて5分煮ます。火を止めて常温になるまで自然に冷まして煮含めればできあがり。 ※「煮含め」とは火にかけてコトコト煮るのではなく余熱でゆっくり味を食材に沁み込ませる調理法です。

【一口メモ】

  • ししとうの辛味とトマトの甘みが好相性。はんなりと優しい味の小鉢料理です。
  • アイコは酸味が少ないので素直にサラダにしても良いトマトです。けど、加熱すると濃厚な味になってパスタやトマトソースとしても活用できる品種なのです。
  • できれば粗熱が取れたら小鉢に盛って冷蔵庫でよく冷やして戴きましょう。ひんやり冷たい小鉢料理は何よりの夏のごちそうですよ。
  • お好みで針生姜や糸切りにした大葉を載せると清涼感が増します。

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