自分で料理をするようになるまでは、実家に届くお歳暮くらいでしか見かけたことがなかった京漬物に千枚漬けというのがあります。
野菜を甘酢に漬け込んだ漬物なのですが、主に薄くスライスした蕪を使うためこの名前が付いています。
僕も最近知ったのですが、戦前の千枚漬けは砂糖などが貴重品であったこともあって、出汁昆布のみで漬け込んで乳酸菌を発酵させ蕪本来の甘みを楽しむ食べ物だったようですね。
なんだか美味しんぼのネタになりそうですが、そっちの方が数段上等で格段に美味しい気がします。
そのまま食べてよし、クレープのように他の食材を巻き込んでも良し、結構使い出のある食べ物なのですが、難点はお値段が高いこと。
でも、嘆く必要はありません。ちょっと暇はかかるけど案外簡単にできちゃうのです。今回はそろそろ消費しないといけなかった大根があったのでそれを使ってみました。
【材料】(2~3人分)
-調理時間:5分(漬け込む時間は含めていません)-
- 大根:5cmくらい
- 鷹の爪:1本
[甘酢パート]
- 砂糖:9g(大匙1)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
- 酢:15g(大匙1)
- 出汁昆布:3cm角を細かく細切りにします
【作り方】
- 大根はかつらに剥いてスライサーでスライスします。鷹の爪はキッチンばさみで小口切りにします。
- [甘酢パート]を合わせてよく混ぜ、1.と一緒に小さな器に入れて冷蔵庫で漬け込みます。半日以上漬け込んでから戴きます。
【一口メモ】
- 程よくピリ辛でさっぱりしています。こってりした料理を食べた後のお口直しにもいいかも。
- 大根、蕪以外にも人参、セロリなどちょっと食感が固くて生で食べられる野菜ならなんでもOKだと思います。
- そのうち、戦前復刻版の本格千枚漬けにチャレンジしてみたいな。
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