きゅうりのキューちゃんは、東海漬物から発売されているきゅうりの醤油漬けです。
たぶん、日本で一番有名なブランド漬物の1つじゃないのかな。
その歴史は古く、誕生は1962年。僕が生まれる2年前ですね。
当時の商品の塩分は10%以上あったらしい。うーん、今なら売れないよなぁ。さすがに今の商品は3%台だそうです。
ネーミングは当時大人気だった坂本九から来ているらしい。
いろいろ「日本初」の冠を持っているそうで、曰く「日本で初めてCM放送された漬物」、「日本で初めてマスコットキャラが作られたお漬物」、「日本で初めて小分け包装で売られたお漬物」(当時は店頭で桶から袋に移して売る量り売りが主流)なのだそうです。
誕生から58年。もうすぐ還暦を迎える横綱級の古漬けですが、人気はいまだ衰えずのようで、ネットには「きゅうりのキューちゃんのレシピ」なるものが氾濫しています。
で、わりとミーハーなのでいっぺん作ってみるべとチャレンジしてみました。
【材料】(きゅうり1kg分)
-調理時間:70分(漬け込む時間は含めていません)-
- きゅうり:1kg
- 生姜の千切り:20gくらい
- 塩:6g(小匙1)
[漬け汁パート] ※調味料は実際に使うきゅうりの重さで比例配分して下さいね。
- 濃口醤油(できれば減塩):360g(1.5カップ)
- 味醂:54g(大匙3)
- 砂糖:160g(1.2カップ)
- 酢:50g(1/4カップ)
【作り方】
- きゅうりは7mm幅の輪切りか半月切りにして塩を振って30分おきます。
- 1.のきゅうりを絞って水気を切ります。鍋に[漬け汁パート]を合わせて沸騰させます。これにきゅうりと生姜を加えて再度沸騰させたら火を止めます。
- 2.を30分ほどかけて粗熱を取ります。ざるを使ってきゅうり、生姜と煮汁を分けます。
- 3.の煮汁を鍋に入れて沸騰させます。これにきゅうり、生姜を加えてすぐ火を止めたらできあがり。きっちり冷ましたらタッパに移して冷蔵庫で保管します。
【一口メモ】
- めちゃめちゃ美味しいです。これだけで、ご飯2、3杯はいけそう。そしてしゃきしゃきしたきゅうりの食感がしっかり楽しめるのも嬉しい。
- ポイントはきゅうりに必要以上に火を通さないこと。そうすることでしゃきしゃきした食感が残ります。
- 煮汁はたっぷり余ると思うので食べきったらまた沸騰させて新しいきゅうりを漬け込んで下さい。
- 辛子を加えて辛子漬け風にするのもありかな。
- 野菜はきゅうり以外にも茄子、人参、大根、蕪、キャベツ、玉ねぎなどを使っても美味しくできると思います。