過日、誰かのエッセイにこんなことが書かれていました。
とある立ち食いうどん屋さんのお品書き。
- 素うどん:250円
- 月見うどん:280円
- 生卵:50円
ええと……、……。
やっぱツッコミたくなりますよね。
単品のうどんと生卵を別々に買うよりそれを合体させた月見うどんの方が安いのはなぜ?
いや、もしかして名前は「月見うどん」となっているけど僕が知っている月見うどん(うどんに生卵を落としたやつ)とは別の何かなんだろうか??
なんてね。
ま、注文したら卵の代わりにうどん粉で作った月見団子が入っていたら妙に納得したかも。
そう来たか──なんてね。
お店のお品書きに書かれている料理名の中には勘違いしてしまいそうなネーミングのものが時々あります。
なので、ここで改めて書いておきますね。
「カレーかつ丼」と「かつカレー」は別物です。
後者はカレーライスの一種ですが今日紹介するのはあくまでも丼物。
カレー風味のかつ丼なのです。
【材料】(1人分)
-調理時間:13分-
- ご飯:1膳分
- トンカツ用豚肉:1枚
- 玉ねぎ:1/4個
- 塩、ブラックペッパー:少々
- 薄力粉:少々
- 卵:1個
- 揚げ油:適宜
- ドライパセリ:少々
[衣パート]
- パン粉:適宜
- カレー粉:小匙1/2
- (あれば)ケイジャンスパイス:小匙1/2
[つゆパート]
- 鰹出汁:100g(カップ1/2)
- 蕎麦の返しまたはめんつゆ:大匙1
- カレールウ(フレークタイプ):水100ml分またはカレー粉、大匙1
【作り方】
- 卵を割ってよく溶いておきます。[衣パート]を合わせてよく混ぜておきます。玉ねぎは細切りにします。
- 揚げ油を170度に温めます。トンカツ用豚肉の筋切り(赤身と脂身の境目に包丁を入れます)をして塩、ブラックペッパー、薄力粉をまぶします。卵をくぐらせて[衣パート]をまぶし、再度卵をくぐらせて[衣パート]を二度付けします。
- 揚げ油が温まったらトンカツ用豚肉を投入し片面1分半ひっくり返して更に1分半揚げて引き揚げ油をよく切っておきます。並行してフライパンに[つゆパート]を入れてひと煮立ちさせカレールウを溶かします。これに玉ねぎを加えて弱火で煮込み始めます。
- トンカツを細切りにして(熱いので注意)3.のフライパンに入れ1分煮ます。更に残っている卵液を流しいれ30秒煮て火を止めます。蓋をしてそのまま30秒蒸らします。
- 丼にご飯をよそい4.を載せてドライパセリを振ればできあがり。
【一口メモ】
- めっちゃスパイシーな丼になりました。つゆだけでなくかつの衣にもカレーを仕込んでいるのでかつ単品で齧ってもカレー味を堪能できます。って、舌が慣れてくるとその辛さをあまり感じなくなるのですがw
- フレークタイプのカレールウはちょっと大きめのスーパーなどで売っています。がっつりカレーライスを作るのではなくカレー風味をちょい足ししたい時にあると便利ですよ。
- 食べてから気づいたのですがこれご飯にもひと工夫欲しいところですね。ちょっとした思い付きですがご飯を寿司飯にして細かく刻んだ漬物かピクルスを混ぜ込んだらどうでしょう。カレーの辛味を引き立たせるには酸味と甘みをバランスよく加味するのが良いのです。また、試作してみよっと。