地域振興のアプローチはいろいろありますが、手っ取り早くてわりと昔からある手法は名物を作ること。
特にそこでしか食べられない名物料理の開発はオーソドックスな手法の一つです。
名物料理にはそれを食べに来てもらえる以外の効果もあって、特産品を使うことで商店街だけでなく農家や漁業も潤う。その土地の特産品自体の知名度が上がるなんて効果もあるみたいです。
トマト丼は岐阜県下呂温泉の名物。ブランド牛の飛騨牛を使った牛丼に名産のフルーツトマトを合わせたイタリアン牛丼とも呼ぶべき一品です。
これをお弁当用に作ってみたいと思ったのですが、冷めるとお肉はどうしても硬くなる。その弱点をクリアすべくそぼろにアレンジしてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ご飯:1膳分
- トマト:1/2個
- 牛又は豚ミンチ:50g
- 玉ねぎ:1/8個
- 生姜:ひとかけ
- 濃口醤油:6g(小匙1)
[仕上げパート]
- 砂糖:3g(小匙1)
- (あれば)牛ダシダ:少々
- 白ワイン:30g(大匙2)
【作り方】
- 玉ねぎと生姜はみじん切りにします。トマトは小さめの賽の目に切ります。
- フライパンにミンチと1.のトマト以外と濃口醤油を合わせてよくまぶします。 ※お肉の表面に調味料の被膜(水分)を作ってやることで肉同士がくっつきにくくなりパラパラなそぼろが作れます。
- 2.を中火にかけて肉の色が変わるまで炒めます。これに[仕上げパート]を加えて火を少し弱め、水気がなくなるまで炒めればそぼろの完成。
- 丼にご飯をよそい、そぼろを敷き詰めてトマトをトッピングすればできあがり。
【一口メモ】
- 甘辛いそぼろとトマトの酸味が嘘みたいに合います。見た目の色合いも鮮やかで箸を取る前からワクワクしちゃう一品かも。
- これはお弁当用にそぼろにしていますが、家ですぐ食べる場合は本場下呂温泉仕様でそぼろを牛丼に変えて作ってみて下さい。
- オレガノかドライバジルを振ったり、粉チーズを振るとよりイタリアンらしい丼になると思います。