卵かけごはんが記録に残っている最古のものは明治時代、従軍記者の日記だそうです。
僕自身は旅館の朝ご飯のイメージが強いですね。
白いごはん、生卵、海苔、塩鮭、みそ汁と並んでいれば、やっぱり生卵はご飯にかけて食べて下さいねと言われているような気がします。
特に21世紀に入ってから卵かけごはんは飛躍的に研究がなされ一大ブームとなって一般に広まっていったように思います。
一名TKGとも呼ばれ(なんか音がAKBに似てるな^^;)、『365日の卵かけごはん』というレシピ本が出たり(ほんとに365種類以上のレシピが載ってます)、卵かけごはん専用醤油が発売されたり、果ては卵かけごはん専門店が登場したりとたいそう賑やかでした。
ブームは落ち着きましたが未だに卵かけごはんをソウルフードと感じている人は少なくないでしょう。
ただ、海外の反応を見ると「あれは気持ちが悪い」とか「生卵をあんな風に食べるなんてあり得ない」とか、スシやテンプラに比べると些か不人気なようです。
卵かけごはんで忘れてはいけないことが一つあります。
それは養鶏業者の衛生面での取り組みと努力。
日本で流通している卵は衛生管理が徹底していて、サルモネラ菌の感染が限りなく0に近いためこんな離れ業的な食べ方ができるのです。
間違っても衛生管理がイマイチな外国に行って卵かけごはんを食べたりしないようにしましょうね。
サルモネラ菌は下手したら死にます(;_;)
【材料】(1人分)
-調理時間:3分-
- ご飯:1膳分
- 生卵:1個
- 鶏がらスープの素:小匙1/2
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- ごま油:ひと垂らし
- ごま又はすりごま:たっぷりめ
- 刻み葱:適宜
【作り方】
- ご飯を茶碗によそい鶏がらスープの素を振ってしゃもじでしっかり混ぜます。
- 生卵を器に割り込み濃口醤油を加えてよく溶きほぐします。
- 2.を1.に流し込みお箸でガッと混ぜます。ごまと刻み葱を振って、ごま油をひと垂らしすればできあがり。
【一口メモ】
- 卵かけごはんは人によって作り方や入れるものに対するこだわりが強いと思うので、このレシピはまあ一例だと思って下さいな。でも、美味しいですよ。
- ポイントは鶏がらスープの素で下味を付けること、出汁が利いている料理はそうでない料理より格段に旨みが増します。お箸では均等に混ざらないのでしゃもじで混ぜて下さいね。
- お好みで辣油を垂らしてピリ辛にしても楽しいです。