食
戟のソーマ、スタジエール(研修)編の中でのエピソード。
パリで評判のフレンチ料理店の東京進出店でフレンチの技法を徹底的に叩き込まれた主人公のソーマ君は新作料理の開発に挑みます。
出来上がった料理はうずら肉の丸(1羽分)を使ったロースト。
料理をサーブしながら彼はこの料理を「親子丼です」というのです。
ナイフを入れると中からリゾットととろりと半熟の卵が出てきます。
「親子丼の構成要素は5つ。鶏肉・卵・ご飯・玉ねぎ・割り下っすよね」と解説。
なるほどご飯と玉ねぎのリゾット、卵、醤油をベースにしたソース、それらを包み込む鶏肉。
見た目は変わっても親子丼と変わりありません(丼に入ってないけど)。
それと同じでこの料理も親子丼の構成要素をそのままお粥に置き換えたもの。
体調がイマイチで重たいものが食べられそうになかったので親子丼からシフトさせて試作してみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- ご飯:1膳分
- 鶏もも肉:100g
- 卵:1個
- 三つ葉:数本
- 水:200g(1カップ)
- 鶏ガラスープの素:小匙1/2
- 濃口醤油:6g(小匙1)
[薬味パート]
- 叩き梅:梅干し1粒分
- とろろ昆布:適宜
- 鰹節:ひとつまみ
- 刻みネギ:適宜
- 白ごま又はすりごま:適宜
【作り方】
- 三つ葉は葉の部分を外して軸をみじん切りにします。梅干しから種を外して包丁で細かく叩きます。鶏肉は食べ易い大きさに切ります。
- 小鍋に水と鶏肉、鶏ガラスープを合わせて強火にかけひと煮立ちします。弱火にしてそのまま5分煮込みます。これにご飯と[薬味パート]、濃口醤油を加えて更に3分煮込みます。
- 2.をやっている間に盛り付ける器に卵を割り入れてよくほぐします。
- 2.に3.を流し込みざっと混ぜながら火を通します。白身の透明感がなくなったら火を止めて蓋をし1分蒸らせばできあがり。器によそって、三つ葉をトッピングして頂きます。
【一口メモ】
- 梅の酸味が利いてさっぱりした風味のおかゆです。体調がイマイチで食が進まない時でもするすると食べられそう。
- 親子丼の具材をそのままお粥にシフトさせた料理です。けど、味は親子丼のままだと甘ったるくなりすぎるのでがらりと変えてみました。
- 疲れていたり、体調が悪い人を念頭に置いたおかゆですので薬味を多用してみました。薬味は薬膳に通ずるものが多く体に良いんですよ。