京都アニメーション制作「氷菓」の原作者、米澤穂信はいくつか短編連作のシリーズを持っています。
代表作は氷菓をはじめとする古典部シリーズ(ほろ苦いテイストの学園ミステリーです)だと思うのですがそれと並んで人気があるのは小市民シリーズじゃないかな。
※このレシピを書いた2021年には予想もしていませんでしたが、2024年に「小市民シリーズ」もアニメ化されました。
こちらも主人公二人は高校生です。

卓越した推理力を持ちながらその推理で誰も幸せにならない結末を引き起こしてしまった疵を持つ少年。
相手を誘導し、追い詰めて自らを傷つけさせ、その復讐として相手を血祭りにあげることに至上の喜びを感じる少女。
2人は己の過去を厭い小市民として慎ましく生きることを目指して共依存の関係を築くのですが……
というちょっとダークなテイストのミステリーです。

小市民シリーズはすでに4冊上梓されていてそれぞれにお菓子の名前が付いています。
- 春期限定いちごタルト事件
- 夏期限定トロピカルパフェ事件
- 秋期限定栗きんとん事件
- 巴里マカロンの謎
4冊目は冬季限定●●事件になるだろうという大方の予想を裏切る当たりなんか作者らしいなと思います。
※2024年のアニメ化までに5冊目となる「冬季限定ボンボンショコラ事件」も上梓されました。
で、3冊目のタイトルになる栗きんとんですが、本作が指す栗きんとんはおせち料理のお重に入っている「あれ」ではなく、和菓子屋で売られている茶巾絞りのお菓子です。

ま、材料はほとんど同じなのですが……。
いずれにせよ、如何にも和菓子らしい和菓子です。
けど、似た作りのお菓子でもオーブンで焼くと「スイートポテト」と呼ばれる洋菓子になるから不思議ですね。
ならば、おせちに入っている栗きんとんだって洋食にすることができるんじゃないかしらん。

CH1
そんな発想でこんなサラダを作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:25分-
- かぼちゃ:100g
- さつまいも:1/4本
- 玉ねぎ:1/8個
[調味料パート]
- バター:5g
- ヨーグルト:15g(大匙1)
- マヨネーズ:6g(大匙1/2)
- 塩:ひとつまみ
- ホワイトペッパー:少々
- パプリカパウダー:小匙1/2
【作り方】
- かぼちゃとさつまいもは一口大に切り、蒸気の上がった蒸し器に入れて15分蒸します。玉ねぎはみじん切りにしておきます。
- 1.を待っている間に[調味料パート]をボウルに合わせておきます。蒸し上がった1.と玉ねぎをボウルに加えてポテトマッシャーで潰せばできあがり。
【一口メモ】
- バターの濃厚な風味とかぼちゃ、さつまいもの甘味が相まってすっごくリッチな風味に仕上がります。お菓子っぽいんだけど大人の味って感じ。とはいえ、子どもたちにも人気が出そうです。
- かぼちゃの皮の緑が色合い的に良いアクセントになりますので皮ごと使いましょう。あと、玉ねぎはできれば紫玉ねぎを使うと更にカラフルになります。
- スペインの小皿料理、タパスのレシピを探していて出会った料理です。スペインでもかぼちゃやさつまいもは食べられているのかな。
- アンチョビがお好きな方は塩の代わりにみじん切りにしたアンチョビを加えると風味が複雑になって楽しいですよ。

