僕が通った大学の裏手にカツ丼屋がありました。

「カツ丼屋」というのはなんか変な言い回しに聞こえますが今風に言えば「カツ丼専門店」というのでしょうか。
店のメニューはカツ丼とカツ丼大盛りの2種類のみ。
文字通りカツ丼しか売っていないお店だったのです。
ご飯に千切りキャベツをたっぷり載せてその上に1cm幅くらいに細かく切ったカツが載っていて特性のタレがかかっているそんな品でした。

そして不思議なことに斜め切りにしたバナナが半本付いていました。
けっこう腹にたまる料理なのになんでデザートに腹にたまりそうなバナナが付いてくるのか?
気になってはいたのですがついに聞かず仕舞いになってしまったなぁ。

卒業して数年経った頃、店じまいしたと後輩から聞きました。
いつ行っても学生でいっぱいだった店内を思い出しながらちょっと感傷的な気分になりましたっけ。
その店のスペシャリテはカリカリに揚がったカツにかかった甘辛いソース。
もう一度あのソースを味わってみたいと時たま振り返っては思います。

ことほど左様にソースはトンカツにとって重要なアイテムです。
市販のソースももちろんよくできているとは思うのですが、手作りのソースは「我が家でしか食べられない」トンカツを演出してくれます。
ということでいつものとんかつソースにちょっと飽きたので名古屋名物味噌カツを制作。
ソースはもちろん自家製ブレンドなのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:3分-
- かつお出汁:15g(大匙1)
- 赤味噌(できれば八丁味噌):12g(小匙2)
- 味醂:12g(小匙2)
- 酒:5g(小匙1)
- 砂糖:6g(小匙2)
- 大葉:1枚
- いりごま:小匙1/2
【作り方】
- かつお出汁を電子レンジで軽く温めて味噌と合わせて味噌をしっかり溶きます。大葉はみじん切りにします。
- 1.に残りの材料を全て合わせればできあがり。
【一口メモ】
- 赤味噌の渋みと苦味を孕んだ風味が優しい甘みとよく合います。大葉とごまの風味が鼻腔をくすぐって香りも楽しめるトンカツに仕立てることができますよ。
- 粘りがなくサラサラなソースになります。カツの上からかけても良いのですが写真のように器に張って切り分けたカツを浸けながら戴くとよりたっぷりとソースの風味が楽しめます。
- お好みで叩いた梅干しを入れると酸味が加わってまた楽しいですよ。

