戦後の日本の食の流行はダイエットの歴史と切っても切れない一面があります。
1970年代、スタイリーだのルームランナーだのの屋内運動器具に熱を上げていた女性たちが最初に飛び付いたダイエット食品は紅茶キノコじゃないでしょうか?
リンゴ、こんにゃく、茹で卵、寒天、黒酢、白いんげん、チョコレート、豆乳クッキー……エトセトラ、エトセトラ。
これぞ究極のダイエット食品ともてはやされて大ブームとなり、やがて消えていった食品が一体どれだけあったことか。
ブームが終わってみると「一体あれはなんだったんだ」と疑問符がいっぱい浮かびそうなものが沢山ありましたね。で、数年前に流行っていたダイエット法はクレンズダイエット。
「海外のセレブやスーパーモデルの間で大人気」なんてキャッチコピーが付いてる時点でかなり胡散臭い気がします^^;
クレンズダイエットはいわゆる絶食をして特定の食品だけ摂るダイエット法なのですが、このダイエットでは果物や野菜100%のジュースを摂るのが特徴です。
ジュースを摂るのでジュース・クレンズダイエットなどとも言われています(クレンズ(Cleanse)は洗浄するという意味の英語です)。
で、これの発展形、寒い冬に冷たいジュースはちょっとという方にお勧め、熱々の野菜スープを摂るのがスープ・クレンズ・ダイエット。
別にダイエットにはそれほど興味はないけれど、食べ物にはとても興味があるので試しに作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:20分-
- キャベツ:1/8玉
- ごぼう:半本
- バター:10g
- 水:250g(250cc)
- 牛乳:100g(1/2カップ)
- チキンコンソメの素(キューブ):1粒
- ホワイトペッパー:少々
【作り方】
- キャベツはざく切りにします。ごぼうはささがきにします。
- フライパンにバターを入れて中火にかけ1.を加えて2、3分しんなりするまで炒めます。
- 2.を小鍋に移して水を加えてひと煮立ちさせ、弱火にして10分茹でます。火を止めて粗熱を取ります。
- 3.をミキサーで粉砕して小鍋に戻し牛乳とチキンコンソメの素、ホワイトペッパーを加えてひと煮立ちさせればできあがり。
【一口メモ】
- 思った程青臭くなく飲みやすいです。ザラザラした食感が気になる方は裏ごしすると良いかも。けど、このザラザラが繊維質なので捨てるのは勿体ない気がするんですよね。
- クレンズダイエットではこのスープのみ摂って2日ほど絶食をするそうです。ま、そんな食事をすれば痩せるでしょうけど一時的な気がするんだけどなぁ。
- このレシピはキャベツとごぼうで作りましたがミキサーで粉砕してしまうので基本野菜なら何でもありです。繊維質が多いセロリやブロッコリー、変わったところでは里芋なんかもお薦めです。